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川崎Fが決勝Tへ大きな勝ち点3獲得!大宮はGL敗退決定…

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[5.15 ナビスコ杯第6節 川崎F2-0大宮 等々力]

 ナビスコ杯グループリーグA組第6節の川崎フロンターレ大宮アルディージャ戦は、FWパトリックの先制ゴールなど3位の川崎Fが2-0で勝ち、逆転での決勝トーナメント進出へ大きな勝ち点3を獲得した。

 上位2チームと勝ち点2差で3位の川崎Fは勝てば決勝トーナメントへの道が開けてくる一戦。一方、川崎Fと勝ち点1差の4位で消化試合の1試合多い大宮にとっては、敗れた時点で敗退の決まる大一番だった。試合は前半1分に前線へのフィードをFW清水慎太郎がダイレクトで背後へ落とし、反応したFW長谷川悠が右足ダイレクトでフィニッシュ。ファーストシュートを放ったのは大宮だったが、ホームの川崎Fが攻勢に試合を進める。

 半月板の手術から復帰して公式戦初出場となった新人FW安柄俊とパトリックの2トップで試合に臨んだ川崎Fは、4分に相手DFのバックパスをインターセプトしたパトリックが決定的な右足シュート。これは枠を外れたが、直後の6分、FWレナトの右CKをファーサイドのパトリックが後方へ下がりながら頭で押し込んで先制した。

 11日にJ1での不敗記録がストップし、この試合が再スタートとなる大宮は失点直後、右アーリークロスに長谷川が頭から飛び込み、MF鈴木規郎の左足ミドルがゴールを襲う。そして15分には左SB下平匠のループパスから清水が決定的な右足シュートを放った。また中央大時代に安とチームメートだった右SB今井智基の攻撃参加などで反撃した大宮だが、川崎FはGK杉山力裕が安定したセービングでゴールを許さない。逆に相手DFの好守にクリアされてしまったが、MF稲本潤一の左足シュートがゴールを捉えるなど押し返していた。

 そして川崎Fは後半6分、追加点を奪う。左サイドで交代出場のFW矢島卓郎からパスを受けたレナトがDFに前に入られて一度ボールを失いかけながらも、身体を入れ替えてボールを奪い返すと、カバーに入ったDFを縦への動きで外して左足シュートを叩きこむ。

 大宮は0-2となった直後にMF青木拓矢とMFチョ・ヨンチョルを同時投入して巻き返そうとするが、MF渡部大輔の決定的な右足シュートがDFにブロックされ、長谷川の決定的なヘディングシュートがゴールのわずかに左へ外れるなど追撃することができない。結局、最後まで1点が奪えず敗退決定。公式戦では昨年8月以来となる連敗を喫してしまった。

 5月に入って公式戦4試合不敗とした川崎Fの風間八宏監督は「(過密日程での)総力戦。みんなで戦うということで選手たちがよくやってくれたと思います。ここ(等々力)では負けられないという気持ちでやっている。サポーターに感謝しています。もちろんまだまだ目指すところは上ですけど、チームが勝つことに集中している」と目を細めたが、「すぐ試合があるので喜んでいる訳にはいかない」と気を引き締めていた。
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