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途中出場の梅鉢が1得点1アシスト、J1首位の鹿島が3発快勝

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[4.2 ナビスコ杯第2節 鹿島3-1鳥栖 カシマ]

 ナビスコ杯は2日、グループリーグ第2節を行い、リーグ戦で首位を走る鹿島アントラーズがホームでサガン鳥栖に3-1で快勝し、ナビスコ杯初勝利を飾った。

 リーグ戦で首位の鹿島と4位の鳥栖という好調なチーム同士の対戦。3月29日のJ1横浜FM戦(3-1)から先発5人を入れ替えた鹿島に対し、鳥栖はJ1G大阪戦(2-0)からGK林彰洋、MF谷口博之を除く先発9人が変更となった。

 先制したのはアウェーの鳥栖。前半22分、福岡大在学中の特別指定選手、FW山崎凌吾がPA内左のスペースに飛び出し、ゴール前にクロスを上げると、MF早坂良太が滑り込みながら左足で押し込んだ。前半の鳥栖のシュートはこの1本のみ。少ないチャンスを生かしてリードを奪ったが、その後は鹿島の攻勢にさらされた。

 鹿島は前半38分、MF柴崎岳の左FKをニアでDF山本脩斗が頭でそらし、ファーサイドでフリーになったFWダヴィがヘディングで同点ゴールを奪った。1-1で折り返した後半も鹿島のペース。後半5分、MF本山雅志のスルーパスを受けたMF遠藤康がシュートを打つと、同10分にも柴崎、DF西大伍とつないで本山が狙ったが、シュートはDFのブロックに阻まれた。

 鳥栖の粘り強いディフェンスに跳ね返され続けた鹿島だが、後半23分、MFカイオに代わってMF梅鉢貴秀がピッチに入ると、今季まだリーグ戦で出番のない21歳のMFが大きな仕事をやってのけた。後半38分、MF野沢拓也の右CKにDF山村和也が競り合い、こぼれ球を梅鉢が左足でボレーシュート。アウトにかけた豪快なひと振りでゴールネットを揺らし、2-1と逆転に成功した。

 さらに後半42分、梅鉢がドリブルで右サイドを突破。DF2人の間を抜き去り、ゴール前にピンポイントのクロスを入れると、ファーサイドのMFルイス・アルベルトがヘディングシュートを叩き込んだ。今季から加入したブラジル人MFは今季公式戦初先発で来日初ゴール。梅鉢の1得点1アシストを含め、首位を走るリーグ戦でなかなか出番に恵まれていない選手たちの奮闘で鹿島が今大会初白星を挙げた。


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