beacon

鹿島に快勝で3連勝の神戸が3位浮上。予選突破に望みをつなぐ

このエントリーをはてなブックマークに追加
[5.28 ナビスコ杯第6節 鹿島 0-3 神戸 カシマ]

 ナビスコ杯は28日、グループステージの第6節を行った。カシマスタジアムでは、勝ち点6で並ぶ鹿島アントラーズヴィッセル神戸が対戦。アウェーに乗り込んだ神戸が、前半9分にMF杉浦恭平のゴールで先制すると、後半にも2点を加えて3-0で勝利。ナビスコ杯3連勝で、勝ち点を9に伸ばして3位に浮上した。一方、最終節に2位の清水エスパルスとの対決を残している鹿島は、自力でのグループ突破がなくなっている。

 立ちあがりから積極的な神戸は、前半2分にFW森岡亮太が左サイドから切り込み、シュートを放つがボールはクロスバーを越える。対する鹿島も7分、MF遠藤康がドリブルから左足でシュートを放ったが、GK山本海斗に防がれた。

先制点が入ったのは、9分だった。神戸は中盤でMFチョン・ウヨンがMF小笠原満男からボールを奪う。最終ラインの背後を取っていた杉浦にパスを送ると、PA内までボールを運んだ背番号20は、冷静にGK曽ヶ端準の股下を射抜き、先制ゴールを挙げた。

 対する鹿島も前半28分に小笠原のCKから遠藤がミドルシュートを放つが、クロスバーに嫌われる。この時間帯から攻勢になった鹿島は、33分にも左サイドからDF山本脩斗が上げたクロスを受けたFWダヴィがオーバーヘッドでゴールを狙ったが、枠を捉え切れず。アディショナルタイムのダヴィのヘッドも、クロスバーを越えて、鹿島は1点を追う形で前半を終えた。

 後半開始から鹿島は遠藤とFWカイオを下げ、MF野沢拓也、FW豊川雄太を起用して反撃に出る。しかし、この試合2点目を挙げたのは、神戸だった。後半12分、森岡のスルーパスを受けたMF大屋翼が右足でシュート。GK曽ヶ端も懸命に反応したが、弾き切れずにボールはゴールへ転がり込んだ。

 さらに神戸は後半30分にも途中出場したMF橋本英郎がDFを一人かわして、PA外から右足で強烈なシュート。これがGK曽ヶ端のミスを誘発し、ゴールネットを揺らした。このまま3-0で勝ち切った神戸が、勝ち点3を上積みして3位に浮上。鳥栖に敗れた清水と勝ち点9で並んでおり、グループリーグ突破に望みをつないでいる。

▼関連リンク
ナビスコ杯2014特設ページ

TOP