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7年ぶりナビスコ制覇を目指すG大阪 FW宇佐美「恐れるものは何もない」

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[10.9 ナビスコ杯準決勝第1戦 G大阪 3-1 川崎F 万博]

 圧倒的な存在感で、7年ぶりの決勝戦へ近づく1勝をもたらした。ガンバ大阪は9日のナビスコ杯準決勝第1戦で、川崎Fに3-1と快勝。その中でFW宇佐美貴史はチームの2点目を挙げて、勝利に貢献。チームもナビスコ杯、7年ぶりの決勝進出に前進した。

 シーズン序盤はケガで出遅れた宇佐美だが、12節の徳島戦で先発に復帰すると、そこからチームは13勝1分2敗という驚異的な数字を残し、2位にまで浮上している。宇佐美自身、19試合8ゴール7アシストという結果を残しているが、ナビスコ杯準決勝でも、そのタレントはまばゆい輝きを放った。

 雨の中のゲームについて、「別にやりにくさは感じなかった」と言う宇佐美は、「相手がボールを保持する中で、自分たちらしいサッカーができたと思います」と話す。序盤は川崎Fにボールを持たれたが、しっかりと耐えてカウンターからゴールを決めて行った。

 FWパトリックの仕掛けから、こぼれ球を拾ってドリブルから決めた自身のゴールについては、「縦が空いていたので、縦に突破して左で打っただけです。あそこまで、良い形がつくれていたので、チームメイトに感謝したいです」と、謙虚に語る。

 現在、リーグ戦、天皇杯と合わせて唯一3冠を狙えるG大阪。精神的な余裕があると宇佐美は言う。「自分たちはリーグもそうですし、下から上がってきているっていうので、まったく恐れるものは何もない。チャレンジャー精神で戦えていますし、プレッシャーもないので。本当に充実したメンタリティで戦えていると思います」。

 宇佐美がトップチームに昇格した09年、G大阪は天皇杯を制している。しかし、当時の宇佐美はまだレギュラーではなかった。昨シーズン、J2優勝に貢献したが、満足はしていない。「平日でこんな雨の中来てもらって、そのおかげで勝てたと思います。次もアウェーで試合があるので、ぜひ来てもらえたら、僕らもいつも以上の力が出せると思いますので、応援よろしくお願いいたします」。そうサポーターへの感謝を述べる宇佐美は、中心選手としての3大タイトル獲得に、燃えている。

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