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タイトルは自分たち次第! 前日会見に臨んだ広島&G大阪 両指揮官「自分たちの力を出し切れるかどうか」

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 ナビスコ杯は7日、決勝の前日会見を行い、サンフレッチェ広島森保一監督とMF青山敏弘キャプテン、ガンバ大阪長谷川健太監督とMF遠藤保仁キャプテンの4人が出席した。

 4年ぶりの決勝で初優勝を目指す広島の森保監督は「我々は良い準備ができてきたと思います」と言い、「決勝という舞台に立てるのは、われわれとガンバさんの2チームだけ。そういう決勝戦の舞台を戦えることを幸せに思って、選手には楽しんでプレーしてもらいたい」とコメント。一方、7年ぶり2度目の優勝を目指すG大阪を率いる長谷川監督にとっては、選手時代を含めて5度目のナビスコ杯決勝となる。「勝ったこともあれば、負けたこともある、ただ、勝たないと悔しさだけが残る大会」と言い、「選手を信じて、勝利を信じて、チーム一丸となって明日のゲームは臨んでいきたいと思います」と、意気込んでいる。

 選手時代には、同時期に日本代表としても戦った両指揮官。森保監督は長谷川監督について「監督として尊敬しています。僕よりも監督経験はもちろん長いですし、いろいろな経験をされています。Jリーグであれば清水で監督を務めていて、今ガンバで監督されている。その中のチームづくりにおいては、非常に素晴らしいチームづくりをされていると思っています」と、称賛する。

 長谷川監督も「森保監督を僕は大変リスペクトしています。コーチから監督就任1年目で、Jリーグタイトルを取って、それも2年連続取った。私も6年清水でやりましたけど、なかなかタイトルすら取れなかったですし、それを監督早々初年度から取って、連覇する。やっぱりそれは、並大抵のことではないというふうに思っています。少し年は下ですが、監督としては尊敬していますし、明日は胸を借りるつもりで精いっぱい戦っていきたいなと思います」と、3歳年下ながら2度のリーグ制覇を経験した森保監督を称えた。

 明日の試合のポイントについて質問が出ると、まず森保監督が「自分たちの力を出し切れるかどうかだと思います」と返答。続けて答えた長谷川監督は「自分たちの力を出し切れるかどうかだと思います」と、笑みを浮かべながら、一字一句、変わらない答えを口にした。

 どちらのチームが、自分たちの力を出し切れるか。答えは、明日13時にキックオフされる試合で出る。
(取材・文 河合拓)
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