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大久保、永井、川又2発…代表入り狙うストライカーがハリル監督の前で“競弾”

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[3.18 ナビスコ杯B組第1節 川崎F1-3名古屋 等々力]

 ナビスコ杯が18日に開幕し、等々力陸上競技場ではB組の川崎フロンターレ名古屋グランパスが対戦し、名古屋が3-1の逆転勝利で今季公式戦初勝利を飾った。日本代表のバヒド・ハリルホジッチ新監督が視察に訪れた一戦。川崎FのFW大久保嘉人が先制点を決めれば、名古屋のFW永井謙佑が同点弾、FW川又堅碁が2ゴールを記録するなど、両チームの日本人ストライカーが代表入りをアピールした。

 U-22日本代表MF大島僚太が不在の川崎FはMF谷口彰悟が大島に代わってボランチで先発し、最終ラインには今季公式戦初先発のDF井川祐輔が入った。一方の名古屋はリーグ戦から先発4人を変更。GK高木義成、DF大武峻、MF矢野貴章、川又が今季公式戦初先発となった。

 序盤は川崎Fのペースで進み、前半9分、FWレナトの左クロスにFW小林悠が右足ボレーで合わせたが、高木の好セーブに阻まれる。それでも同12分に右サイドのスローインからMF中村憲剛がロングスローを入れると、MFエウシーニョがバックヘッドでそらしたボールを大久保がヘディングで押し込んだ。

 大久保はリーグ戦を含めて開幕から公式戦3戦連発。日本代表のハリルホジッチ監督が見守る前で好調ぶりをアピールした。川崎Fのエースが先制点を奪えば、名古屋のスピードスターも魅せる。前半42分、MF小屋松知哉が右サイドに展開すると、矢野がアーリークロス。これにファーサイドの永井がDF武岡優斗の背後から右足を伸ばして合わせ、ゴールネットを揺らした。

 1-1の同点で前半を折り返すと、名古屋は後半立ち上がりの4分にMF田口泰士の右CKから川又が打点の高いヘディングシュート。一度はGK西部洋平に弾かれたが、こぼれ球に自ら詰め、左足で押し込んだ。2-1と逆転に成功した名古屋。その後の川崎Fの反撃も粘り強く跳ね返し、後半43分には永井の左クロスに合わせた川又の強烈な左足ボレーがGKの手を弾いてゴールネットを揺らし、3-1と勝利を決定づけた。


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