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中3日で修正!対神戸3連戦第2Rは浦和がアウェーゴール2発で先勝

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[8.31 ルヴァン杯準々決勝第1戦 神戸1-2浦和 ノエスタ]

 ルヴァン杯準々決勝第1戦は敵地に乗り込んだ浦和レッズヴィッセル神戸を2-1で下した。浦和vs神戸3連戦の2戦目。浦和は1-2で敗れた27日のリーグ戦から中3日でしっかり修正し、アウェーゴール2発で先勝した。

 浦和はDF槙野智章の負傷に加え、GK西川周作、MF柏木陽介、DF遠藤航が日本代表に招集されてDF陣を中心に多くの主力が不在。対する神戸は韓国代表に招集されたGKキム・スンギュに代わり、GK徳重健太がゴールマウスを守った。

 先手を奪ったのは浦和だ。前半6分、DF那須大亮のロングフィードを右サイドのMF武藤雄樹が胸トラップで落とし、ゴール前へクロスを供給。中央のFWズラタンがスルーし、ファーのMF高木俊幸が右足で落ち着いて流し込んだ。高木は「裏に抜ければチャンスがくると信じて走った結果、いいボールが来た。パスをくれた武藤さんに感謝したい」と今季公式戦初ゴールを喜んだ。

 すると、神戸はFWレアンドロが一瞬の隙を突く。前半35分、最前線からプレッシャーをかけ、パスを蹴りだそうとしたGK大谷幸輝からボールをカット。そのまま無人のゴールに同点弾を流し込み、試合を振り出しに戻した。

 それでも浦和が主導権を握り続け、前半41分にズラタンが勝ち越し弾を決める。高木が神戸DF伊野波雅彦のパスをカットし、スルーパス。抜け出したズラタンが左足ダイレクトで流し込み、前半を2-1で折り返した。

 追い付きたい神戸は後半開始と同時にDF相馬崇人を投入。後半15分にはMF三原雅俊に代えてMF藤田直之、FW渡邉千真に代えてMF中坂勇哉を投入し、交代カードを使い切る。浦和は後半20分、ズラタンに代えてFW李忠成、同21分に武藤に代えてFW興梠慎三を投入。興梠が1トップ、シャドーは左に高木、右に李が入り、追加点を狙った。

 スコアには動きがなかったが、後半37分、主審に異議を唱えたFWペドロ・ジュニオールがこの日2枚目の警告で退場。1点ビハインドで一人少なくなった上に、第2戦でも主力を欠く痛恨の展開にサポーターから主審に対するブーイングも飛んだ。

 試合はそのまま2-1で浦和が勝利。1ゴール1アシストの活躍を見せた高木は「リーグ戦は負けていたので嫌な流れはあったけど、前半から先制点を取ることができた。失点してしまったけど、すぐに勝ち越せたことが勝利につながった」と試合を振り返った。「アドバンテージをいい形でつなげられるように、次も勝ちにこだわったゲームをしたい」。再び中3日で迎える3連戦の3戦目。今度はホームで神戸を迎え撃つ。

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