beacon

消化試合ながら今節最多のゴールラッシュ! 鳥栖が甲府との殴り合い制す

このエントリーをはてなブックマークに追加
[5.31 ルヴァン杯GL第7節 甲府2-3鳥栖 中銀スタ]

 ルヴァン杯グループリーグ最終戦となる第7節が31日に行われ、山梨中銀スタジアムでヴァンフォーレ甲府サガン鳥栖が対戦した。すでに両チームとも敗退が決まっている消化試合だったが、今節最多の計5ゴールが生まれる乱打戦。アウェーの鳥栖が3-2で甲府に競り勝ち、白星で今大会を締めくくった。

 甲府は直近のJ1第13節・FC東京戦(1-1)からスタメン11人を変更。21歳以下ではDF入間川景太(18)が先発起用され、3-4-2-1の左ウイングバックに入った。

 対する鳥栖は直近のJ1第13節・札幌戦(1-0)から先発10人をチェンジ。21歳以下の選手としてMF石川啓人(18)がスタメンに名を連ね、中盤をダイヤモンド型にした4-4-2で臨んだ。

 グループリーグ敗退が決まっているチーム同士の一戦。互いにノーリスクということもあり、立ち上がりからエキサイティングな展開が続いた。前半16分、MF新井涼平からのロングパス1本でFW河本明人が裏に抜け出すと、GK権田修一との1対1を制し、右足でゴール左に流し込んだ。

 先制を許した鳥栖は前半24分に追いつく。MF石川啓人のボール奪取からFWビクトル・イバルボがドリブルでPA内に進入。左に持ち出して放ったシュートはGK岡西宏祐の左足に当たるも、ゴール右に決まり、1-1とした。

 ハーフタイムが明けても激しい攻防が続く。後半7分、甲府MF石原克哉を狙ったロングボールがPA内左にこぼれると、素早く反応したFW河本明人が左足でシュート。GK権田修一に左手で触られながらもネットを揺らし、甲府が再びリードを奪った。

 しかし、アウェーの鳥栖はここから猛追を見せる。後半30分に左CKからキッカーのMF水野晃樹が右足で鋭いクロスを供給。直接ゴールに向かったボールがGK岡西の両手を弾き、そのまま決まって2度目の同点弾となった。

 直後の後半33分には逆転に成功。左サイドのDF吉田豊が右足でクロスを入れると、PA内右のFW池田圭が粘ってマイボールにし、後方に落とす。近くいたFW富山貴光は右足で冷静にゴール左へ蹴り込み、今大会2試合連続得点をマーク。鳥栖が3-2で打ち合いを制し、今季の公式戦でアウェー初勝利を収めた。


●ルヴァン杯2017特設ページ
●[ルヴァン杯]GL第6節 スコア速報

TOP