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ストライカーの譲れぬ矜持…横浜FM伊藤翔が“意固地のループ”

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2ゴールの活躍を見せた横浜FMのFW伊藤翔

[9.5 ルヴァン杯準々決勝第1戦 G大阪0-4横浜FM 吹田S]

 ストライカーとしてのプライドを感じさせる2点目だった。横浜F・マリノスのFW伊藤翔は、ルヴァン杯準々決勝第1戦のガンバ大阪戦(4-0)で先制点を決めた後に決定機を逃したが、あえて同じ形から2ゴール目を奪取。試合後、同シーンについて「ちょっと意固地になった」と明かしている。

 伊藤は前半2分、右サイドのFW仲川輝人からの折り返しを滑りながら右足で押し込み、先制ゴールを記録。同32分にはFWオリヴィエ・ブマルの絶妙なロングフィードからG大阪GK林瑞輝との1対1を迎えるが、右足のループシュートは浮かし切れずにキャッチされる。

 それでも挽回のチャンスは前半40分に訪れた。MF大津祐樹のスルーパスに反応し、PA内左に抜け出した背番号16。再びGK林が飛び出すと、またしても右足でループシュートを放ち、今度は両手を伸ばした林を越えてゴールネットに吸い込まれた。

 直前の失態を帳消しにするゴールで2-0とした伊藤。「1回ループシュートを外しているので、ちょっと意固地になって、もう1回ループ決めてやろうと思って頑張りました」と、あえて同じ形で狙ったと話した。

 伊藤はルヴァン杯6得点目となり、リーグ戦でも現在チーム2位の6ゴールを挙げている。「周りがいいボールをくれますし、僕も体の調子もいいです。それが相乗効果でいい形になってるんじゃないかなと思います」と好調の要因を語った。

 第2戦は9日に日産スタジアムで開催。快勝の立役者は「まだ90分あるのでしっかり気を引き締めて、また次のゲームの始めから最後まで集中して取り組みたいです」と意気込んだ。

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