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FC東京17歳DFバングーナガンデ佳史扶がトップチームデビュー「意外と楽しくできた」

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トップチームデビューを飾ったDFバングーナガンデ佳史扶

[9.4 ルヴァン杯準々決勝第1戦 G大阪1-0FC東京 パナスタ]

 来季よりトップ昇格を決めているFC東京の17歳DFバングーナガンデ佳史扶が、一足早くトップチームデビューを飾った。

 様々な要因が重なって巡ってきたチャンスだった。レギュラーのDFオ・ジェソクは契約の関係で出場不可。DF小川諒也も負傷離脱中で17歳DFに白羽の矢が立てられた。

 昨年よりトップチームに2種登録されている佳史扶は、J3リーグ戦をすでに19試合経験。しかしトップチームでの試合は別物だったようで、「すごい緊張しました」と初々しさ全開で振り返る。

 ただしピッチでのプレーぶりは堂々としたものだった。持ち味の攻撃面では積極的に深い位置を取り、クロスを供給。前半26分にはMF東慶悟のシュートに繋がる絶妙な横パスも出した。

 肩を脱臼した影響で、約2か月ぶりとなる公式戦出場となっていた。「不安はあった」というが、先週から参加するトップチームの練習でスピード感に慣れることで、自信を深めていったという。

 また試合前日にはDF渡辺剛やDF丹羽大輝、GK林彰洋から「消極的なプレーをしたらもったいないぞ」と声を掛けてもらっていた。さらに長谷川健太|長谷川健太(9164)監督からも試合前に「思いっきりやって来い」と背中を押してもらったことで、「意外と楽しくできたのかな」と笑顔で振り返ることができるデビュー戦にすることができた。

 しかしチームは0-1で敗戦。ただし長谷川監督が「負けるにしても最低限の結果」と振り返ったように逆転の可能性はまだ残っている。8日に“ホーム”NACK5スタジアムで行う第2戦でも背番号42の出番は十分にありそう。佳史扶自身も「今日は思い切りできたけど、たくさん課題も見つかった。週末に向けて準備していきたい」と気合を入れ直していた。

●バングーナガンデ 佳史扶(ばんぐーながんで かしーふ)
2001年9月24日生まれ。東京都足立区出身。ガーナ人の父と日本人の母の間に生まれる。FC東京サッカースクールであるFCアビリスタ、FC東京U-15深川を経て、17年にFC東京U-18に昇格した。18年、19年と2年連続でトップチームに2種登録され、FC東京U-23の一員としてJ3リーグに出場。19年8月18日に来季のトップチーム昇格が発表になった。18年にU-17日本代表、19年にU-18日本代表を経験している。

(取材・文 児玉幸洋)
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