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黄金ホットライン再び開通!! G大阪FWパトリック「懐かしいボールだった」

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アウェーゴールを挙げたFWパトリック

[9.8 ルヴァン杯準々決勝第2戦 FC東京2-1G大阪 NACK]

 今夏、古巣に帰ってきた黄金コンビのホットラインが再び開通した。ガンバ大阪FWパトリックが貴重なアウェーゴール。後半31分、PA右角付近からFW宇佐美貴史が絶妙なクロスを配給。「以前、彼とプレーしていた頃が懐かしいようなボールだった」。ファーサイドのパトリックはDF室屋成を外してヘディングシュートを沈め、サポーターと歓喜に浸った。

「PA内に入ったらクロスが欲しいとみんなに言っていた。宇佐美が(交代で)ピッチに入ってからはいいボールを入れてくれた」。G大阪は第1戦のアドバンテージがあったが、J1首位のFC東京に攻め込まれて2失点。悪い流れの中、そのまま無得点で終われば逆転突破を許す状況だったが、起死回生の“決勝ゴール”を陥れた。

「チームはゲームを通して間違いなく成長している。今日も失点してから追いかける形になっても、ああいうゲームをモノにできた」。試合は1-2で敗れ、2試合合計2-2とスコアは並んだが、このアウェーゴール差でG大阪が上回り、“180分”の激闘を制した。

 台風15号接近の影響により、キックオフ時刻が前倒しとなった一戦。時折大粒の雨が降り、気温29.6度、湿度67%という蒸し暑さの中だったが、「暑さは自分にとってプラス」と言い切る。「相手DFも後半落ちてくる時間がある。僕の運動量さえ落ちなければチャンスにつながる。チームとしてチャンスが増えたのも後半だった」。

 黄金コンビが席巻した2014シーズン、G大阪はルヴァン杯を含む国内三冠を達成した。タイトルを見据えるパトリックは「さっきのロッカールームでも、自分たちはこの大会でタイトルを獲るに値するチームだと選手たちに伝えた。何回もみんなに言っている。日々の練習を積んで本当に現実にできるように頑張っていきたい」と力を込めた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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