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復活の田川亨介「モヤモヤ吹っ切れた」待望のFC東京トップ初ゴール

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トップチーム初ゴールを決めたFW田川亨介

[9.8 ルヴァン杯準々決勝第2戦 FC東京2-1G大阪 NACK]

 FC東京FW田川亨介が待望のトップチーム初得点を挙げた。後半13分から途中出場。迎えた後半23分、MF高萩洋次郎のフィードに反応し、FWディエゴ・オリヴェイラのパスで抜け出すと、GKとの1対1を制し、左足シュートをファーサイドの隅へ冷静に流し込んだ。

「あの形は練習でもやっていた形だった。難しいシュートだったけど、GKを1回見て落ち着いて決めることができた」。今季、鳥栖からFC東京に加入し、トップチーム初ゴール。得点後は真っ先にベンチに走り、チームメイトと歓喜を爆発させた。

 今年5月、U-20日本代表の主軸としてポーランドで開催されたU-20ワールドカップに挑み、予選3試合に先発出場。メキシコ戦でゴールを挙げれば、スピードに乗った裏抜けで何度もチャンスをつくったが、決勝トーナメントを前に無念の負傷離脱。右ハムストリングス筋挫傷で離脱していた。

「リーグの最初は期待して使ってもらっていたし、そこで全然結果を出せなくて、怪我もして、自分の中でモヤモヤしている時もあった。それが今日で吹っ切れた。1点を取るまでが長かったので、ホッとしています」
 
 チームにとっても一時は2-0、2試合合計2-1と逆転に成功した貴重なゴールだった。逆転4強を掴みかけたが、後半31分に失点。アウェーゴールの差で上回られ、天皇杯に続いてルヴァン杯も敗退となった。復活への一歩を踏み出した20歳は「これからはリーグしかないので、リーグ戦でチームのために点を取ることを意識したい」と気合を入れ直した。

(取材・文 佐藤亜希子)
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