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内田篤人「引きずらないよ」鹿島が3か月ぶり敗戦…アウェーゴールで先制も

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チームを牽引するDF内田篤人

[10.9 ルヴァン杯準決勝第1戦 川崎F3-1鹿島 等々力]

 鹿島アントラーズは貴重なアウェーゴールを奪ったが、痛恨の逆転負けを喫した。ついにリーグ首位に浮上したJ1第28節C大阪戦(1-0)から中2日。3冠を目指す鹿島は8人変更とターンオーバーを図ると、序盤の攻勢を生かし、前半10分に均衡を破った。

 自陣のボール奪取からMFレアンドロがドリブルで持ち上がり、PA右からクロスを配給。ファーサイドに走り込んだMF白崎凌兵がダイビングヘッドでネットを揺らし、先制ゴール。しかし、前半のうちに追いつかれると、その後は守勢に回る時間が長く続いた。

 先発出場したDF内田篤人は前半2分にファーストシュートを放つなど攻守に貢献し、後半36分にベンチに下がった。すると、チームはその1分後に逆転ゴールを許し、後半40分にも失点。終盤に崩れ、1-3で逆転負けを喫した。大岩剛監督は「最後の2失点は反省すべき2失点」と悔やみつつ、「ホームに帰って、失点せずに勝ち切ることにフォーカスして準備を進めたい」と前を向いた。

 鹿島が公式戦で敗れたのは、8月3日のJ1第21節湘南戦(2-3)以来、約3か月ぶり。1-3という厳しいスコアで第1戦を終えたが、内田は「厳しいとは思いますけど、2-0なら十分あるし。もし俺らが先に点を取ったら分からない」と切り替えを強調した。

「鹿島は負け慣れてないけど、切り替えは下手ではないと思うよ。若い選手が多い分、練習をしっかりできれば。こういうひとつの負けがズルズルとJリーグまで響くのか、ルヴァンでこの次に勝って上に行けるのかは知らないけど、引きずらない。変な話、勝っても引きずらないよ」。ホームの第2戦まで中3日。「いい準備をするだけ」と逆転ファイナル進出を見据えた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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