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染野&松村のWプロ初ゴールで逆転!! 高卒ルーキー大活躍の鹿島、清水との“連敗対決”で白星

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[8.12 ルヴァン杯A組第3節 清水2-3鹿島 アイスタ]

 ルヴァンカップは12日、グループリーグ第3節を行い、鹿島アントラーズ清水エスパルスを3-2で下した。鹿島は1点ビハインドの終盤からFW染野唯月、MF松村優太が揃ってプロ初ゴールを決めて逆転。同じく高卒ルーキーのGK山田大樹、MF荒木遼太郎も随所に好プレーを見せ、今大会初白星を収めた。

 新型コロナウイルスの影響を受け、6試合から3試合に短縮されたグループリーグの最終節。すでに2連敗で敗退が決まっている両チームはリーグ戦で出番のないメンバーを中心に起用した。清水では2種登録で18歳の成岡、鹿島ではユースから昇格1年目のGK山田がそれぞれJリーグデビューを果たした。

 最初の決定機は清水。前半8分、左サイドから切れ込んだFWジュニオール・ドゥトラの斜めのパスが市立船橋高出身1年目のMF鈴木唯人に入り、折り返しが再びドゥトラに入ったが、強烈なシュートは山田がビッグセーブ。さらに16分、ドゥトラのポストプレーから成岡も力強いシュートを狙うも、これは惜しくもゴールマウスを越えた。

 すると前半18分、鹿島が先に試合を動かした。荒木のスルーパスから染野が抜け出し、ペナルティエリア内右寄りからのクロスをFW伊藤翔が折り返すと、このボールにMF白崎凌兵が反応。頭で冷静に押し込み、古巣対戦で貴重な先制点を奪った。

 それでも清水は前半42分、右サイドを崩したMF六平光成のスルーパスにユースから昇格1年目のFW川本梨誉が反応。折り返しのボールをドゥトラがスルーすると、反対サイドから走り込んできたMF宮本航汰が冷静に流し込み、同点に追いついた。昨季まで4年間にわたり、長崎と岐阜に期限付き移籍していた宮本はこれが清水での初ゴールとなった。

 清水はハーフタイム明け、MF河井陽介、MF滝裕太、MF西村恭史を投入。すると後半9分、川本のスルーパスに抜け出した河井がクロスを送り、中央で合わせたドゥトラが決めて逆転に成功した。2012年に鹿島でプレーし、昨季途中から8年ぶりにJリーグ復帰を果たしたドゥトラはこれが復帰後初ゴールとなった。

 一方の鹿島は3連敗の窮地。ところがFWファン・アラーノ、松村、DF山本脩斗、DF伊東幸敏を次々に入れ、劣勢の打開にかかると、後半36分にはアラーノのスルーパスに抜け出した荒木のクロスから染野が決めて同点。さらに41分、左サイドを突破した山本のクロスに松村が反応し、ヘディングで逆転ゴールを沈めた。染野と松村は揃ってプロ初ゴール。期待のルーキーが躍動した鹿島がルヴァン杯初勝利を収めた。

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