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「チームに金髪が多かったので…」「青赤魂です」大胆ヘアカラーのMF安部柊斗が2発! 川崎Fにリベンジ宣言

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1点目を決めた直後のFC東京MF安部柊斗

[9.2 ルヴァン杯準々決勝 FC東京3-0名古屋 味スタ]

 ルーキーイヤーからフル稼働が続くMF安部柊斗が果敢な攻撃参加から2ゴールを挙げ、FC東京にとって4シーズンぶりの準決勝進出に大きく貢献した。

 まずは前半37分、右サイドを巧みな個人技で突破したFWディエゴ・オリヴェイラのグラウンダークロスに対し、ファーサイドに勢いよく飛び込んだ。「自分自身、点は欲しかった。ゴール前に走っていかないとゴールは生まれないと考えていた」。一発勝負となったカップ戦の大事な先制点を、22歳の前向きな姿勢がもたらした。

 さらに1-0で迎えた後半8分、FWレアンドロの突破からディエゴがペナルティエリア左を切り裂くと、ディエゴからの短いパスに今度はニアサイドで反応した。2本目のシュートは左足でファーポストに当てながら流し込む形。試合後のオンライン取材では「ゴール前に行ったらちょうどボールが来た。あとは流し込むだけだったのでチームメートに感謝したい」と謙遜したが、スピードに乗った状態で繰り出した質の高いキックだった。

 チームは後半31分にもさらに1点を追加し、3-0で完勝。2009年以来となる大会制覇に一歩近づいた。「勝たなければいけない試合だった。いつも通りのリーグ戦と変わらずに入れて、入りも良かったのでよかった。東京のサッカーができたので勝てた」。勝利をもたらしたルーキーはチームの戦いぶりを誇った。

 中学時代から育成組織で過ごし、明治大経由で帰ってきた22歳はこの日、プレー以外でもクラブ愛を見せていた。「金髪が多かったので、見分けがつくように変えました」とヘアカラーを金色からブルーに大胆変更。報道陣からカラーリングの理由を聞かれると「青赤魂です」と即答した。

 ルヴァン杯準決勝の相手は、7月8日の第3節で大敗を喫した川崎フロンターレ。多摩川クラシコと銘打たれるダービーマッチに向け、闘志を燃やす安部は「ホームで0-4で何もできずに負けてしまったけど、負けからチームもどんどん成長してきている。いまの東京なら川崎も倒せると思うので、リーグ戦でチームとしてまとまって、準決勝では川崎相手に完勝したい」と高らかに宣言した。

(取材・文 竹内達也)
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