beacon

同点ゴールもタイトルに届かず…「必ず来年はタイトルを」と誓う柏MF瀬川祐輔

このエントリーをはてなブックマークに追加

柏レイソルはMF瀬川祐輔が追撃弾も…

[1.4 ルヴァン杯決勝 柏1-2FC東京 国立]

 起死回生の同点弾だった。1点をリードされたまま迎えた前半45分、MFクリスティアーノの左CKをFWオルンガがヘディングで合わせる。高くあがったシュートは、GK波多野豪が弾き出すも前にこぼれてしまう。そこを抜け目なく狙ったのがMF瀬川祐輔だった。12月19日のリーグ最終節・川崎F戦(●2-3)からの“公式戦2試合連続ゴール”で、柏レイソルは試合をふり出しに戻した。

 1-1で迎えたハーフタイム、瀬川はネルシーニョ監督から「もっと仕掛けろという指示をもらった」という。「もっとボールを動かせ」と発破をかけられた柏は、11分には瀬川がヘディングを放ち、14分にはCKからクリスティアーノのストレートボールをDF川口尚紀がボレーでとらえてクロスバーをかすめるなど、攻勢をかけた。「後半の頭でたたみかけないといけなかった」と瀬川は回想した。

 1失点目に象徴されるように、FC東京のFWレアンドロに苦しめられた。「レアンドロ選手にひとりで対応することが多かった。囲むだったり、助け合う部分ができていなかった」。前半16分のレアンドロのドリブルシュートは、1人、また1人とDFがはがされてしまった。

 2020シーズン最後の試合は悔やまれる敗戦。「僕個人として準決勝まで試合に出たのは2回くらいで、それまでは離脱していたので。ほかの選手が頑張って切符を勝ち取ってくれたのにもかからわらず、負けてしまったのはくやしい気持ちでいっぱいです」。決勝までの全5試合のうち、瀬川が出場したのはグループステージ最初の2試合のみ。8月から10月にかけて3か月以上にわたって戦列から離れていた。それでも、シーズン終盤は左サイドハーフと左ウイングバックとして先発に名を連ね、チームにとって重要な選手であることを改めて証明した。

「必ず来年はタイトルを取りたいという気持ちがさらに強くなった」。個人として初のJ1タイトルへ向けて、背番号18は決意を新たにしていた。

(取材・文 奥山典幸)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2020シーズンJリーグ特集ページ
●ルヴァン杯2020特設ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP