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FC東京にAG奪われた直後に大きな3点目!名古屋が先勝、初の決勝進出に王手

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[10.6 ルヴァンカップ準決勝第1戦 名古屋3-1FC東京 豊田ス]

 ルヴァンカップの準決勝第1戦で、名古屋グランパスがホームでFC東京に3-1で先勝した。味の素スタジアムで行う第2戦は10日に行う。

 初の決勝進出を目指す名古屋と連覇を狙うFC東京による準決勝。第1戦は名古屋のホームで行った。代表ウイークに行われることで、FC東京は日本代表に招集されたDF長友佑都が不在。左SBにはルーキーDF蓮川壮大が入った。名古屋は負傷が心配されたDFキム・ミンテが先発復帰。同じく怪我が心配されたDF森下龍矢もベンチ入りした。

 先制点は名古屋が奪った。前半17分、右サイドで蓮川からボールを奪い切ったFWマテウスがマイナスに戻すと、MF稲垣祥の横パスに走り込んだFW柿谷曜一朗が右足で流し込む。名古屋が圧倒的な勝率を誇る先制点を決めることに成功した。

 ただここからFC東京が名古屋ゴールに圧力をかける。しかし名古屋はDF中谷進之介、DFキム・ミンテの両CB、稲垣とDF木本恭生のダブルボランチが粘り強く対応。前半44分にはCKからDF森重真人に決定的なヘディングを許したが、シュートは枠上に外れていった。

 後半に入って一進一退の攻防を続けた両チームだが、次にスコアを動かしたのも名古屋だった。後半24分、直前に投入されたMFガブリエル・シャビエルの蹴ったFKをキムが頭で折り返すと、木本が反転して混戦を押し込む。ゴール前でFC東京の選手が倒れており、VARのチェックが入ったが、追加点が認められた。

 第2戦に向け1点でも返しておきたいFC東京は後半27分にビッグチャンス。FW渡邊凌磨の左クロスをFW田川亨介が左足ダイレクトボレーで合わせたが、GKランゲラックのビッグセーブに阻まれる。

 しかしFC東京は無得点で終わるかと思えた後半アディショナルタイム3分にカウンターからFWアダイウトンがドリブル突破。左足シュートはランゲラックの手をかすめてゴールネットを揺らす。だがFC東京がアウェーゴールを奪って第2戦に向けた勢いをつけたかに思えた同4分、今度は名古屋が左サイドの崩し、FW金崎夢生のヒールパスからDF吉田豊がクロス。ゴール中央のマテウスがゴール左隅を射貫くシュートで再び2点差としてゲームを終わらせた。
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