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4年ぶりV目指すC大阪、控えメンバーで快勝の天皇杯から中2日…「次は僕たちの番」乾らが名古屋連破に意気込む

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明るい雰囲気の中で練習が行われていた

 セレッソ大阪が30日のルヴァンカップ決勝に向けた前日練習を公開した。浦和、横浜FM、名古屋と強豪を破っての3連勝中の勢いもあってか、そこかしこに笑い声が漏れる明るい雰囲気が見て取れた。

 今回の決勝には「明日に向けてギリギリまで怪我のコンディションの回復をみないといけない選手がいる」(小菊昭雄監督)という通り、フィールドプレーヤーは18人が帯同。そんな中で行われた前日練習だったが、指揮官も「素晴らしい雰囲気の中でトレーニングをして、サポーターの皆さんが足を運んでより素晴らしい雰囲気になると思うとワクワクする」とチーム状態に手ごたえを語る。

 名古屋とは27日の天皇杯4回戦でも対戦。24日の横浜FM戦から9人のスタメンを変える大胆布陣で臨んだ試合だったが、3-0で快勝。普段のリーグ戦ではなかなか絡むことのできない選手たちの奮闘に、レギュラーメンバーも大いに刺激を得た様子だ。
 
 DF瀬古歩夢は「普段出ていないメンバーが出て、ああいった結果を残してくれたことでやらないといけないという刺激になった」と決意を新たにする。昨年までの同僚のFW柿谷曜一朗との対戦について質問が飛ぶと、「前を向かすと怖い選手。自分たちが考えられないようなプレーをするので、まずはボールを入れさせないことを考えたい。遠慮せずにやりたい」とマッチアップに闘志を燃やした。

 MF乾貴士も「この間の天皇杯に出たメンバーは出場機会のない選手で活躍してくれたのは嬉しいこと。練習から腐らずに100%の力でやってくれた。勝利はデカかったんじゃないかなと思う。次は僕たちの番だと思います」と力を込める。瀬古同様に名古屋の印象について「攻撃面でも個々のレベルが高いイメージ」と前線への警戒を強めると、「柿谷を警戒?曜一朗もそうですし、それ以外もそう。曜一朗一人ではないのが余計に厄介。いろんな選手の能力が高い」とまずは名古屋の攻撃を封じることが勝利のカギになると強調した。

 C大阪が勝てば4年ぶり2回目、名古屋が勝てば初優勝となる決勝は、明日30日、埼玉スタジアムで13時5分にキックオフ。なおチケットは前売りで完売したため、当日券の販売はない。

(取材・文 児玉幸洋)
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