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高校2年生FW荒井悠汰が初先発、DF東廉太がデビュー!退場者が出たFC東京は10人で耐え磐田とドロー

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特別指定選手のFW荒井悠汰(昌平高2年)が初先発

[3.15 ルヴァン杯グループD第1節 FC東京0-0磐田 味スタ]

 ルヴァン杯は15日、グループステージ第1節延期分を行い、FC東京は味の素スタジアムでジュビロ磐田と対戦した。FC東京は後半15分に退場者が出たが、磐田は数的優位を生かせず、0-0の引き分け。2試合を終え、互いに1分1敗とした。

 FC東京に新型コロナウイルスの陽性者が多数出た影響で延期されていた2月23日開催予定のカードが行われた。FC東京は12日の広島戦(○2-1)からDFエンリケ・トレヴィザンを除く10人を変更し、23年加入が内定している特別指定選手のFW荒井悠汰(昌平高2年)がプロ初先発となった。対する磐田も12日のG大阪戦(△1-1)から11人を入れ替えるターンオーバーを敢行した。[スタメン&布陣はコチラ]

 左サイドハーフに入った17歳の荒井は前半22分、鋭いドリブルでサイドを仕掛け、相手守備3人を引き付けながらFW山下敬大にパスを送り、山下の左足シュートを導いた。一方、磐田は守備時に5バックで構えながら、徐々に流れを引き寄せる。空いたスペースを活用して攻撃の形を作り、最前線のFWファビアン・ゴンザレスを中心にチャンスを広げたが、スコアレスで前半を折り返した。

 後半5分、磐田がビッグチャンスを迎える。FC東京のスローインにプレッシャーをかけたF・ゴンザレスが高い位置でボールを奪取し、スルーパスを供給。抜け出したFW金子翔太の左足シュートはGK波多野豪に防がれ、F・ゴンザレスのシュートはDFにブロックされる。こぼれ球に反応したMF清田奈央弥のヘディングシュートもクロスバーを越え、先制機を生かせなかった。

 すると後半15分、FC東京はアクシデントに見舞われる。スルーパスで抜け出したF・ゴンザレスをE・トレヴィザンがスライディングで後ろから倒し、一発レッドで退場。残り時間を10人で戦うことになったが、アルベル監督は荒井を下げ、同じく高校2年生の189cmDF東廉太(FC東京U-18)を投入。緊急出場となった東はこれがトップチームデビューとなった。

 後半22分にFC東京は3枚替えを敢行し、FW高萩洋次郎、MF平川怜、DF渡邊凌磨を投入。対する磐田も後半24分、静岡学園高から加入したルーキーFW古川陽介とFWジャーメイン良をピッチに送り込んだ。数的優位に立つ磐田は後半28分、左からドリブルで仕掛けた古川がクロス。DFに当たったボールをF・ゴンザレスがヘディングで合わせたが、シュートは惜しくもクロスバーを叩いた。さらに、こぼれ球からMF吉長真優、ジャーメインが立て続けにフィニッシュに持ち込んだが、この得点機も逸した。

 磐田は交代カードを使い切って攻撃を畳み掛けたが、チャンスを生かせない。数的不利のFC東京は守備に重心を置きながらも得点機を創出し、後半44分にはCKの流れから渡邊が左足ミドルでゴールを強襲。決定的な形だったが、GKアレクセイ・コシェレフが右手一本でビッグセーブ。そのままタイムアップを迎え、0-0で引き分けた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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