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「僕がプレーしたい場所はここじゃない」好セーブ連発のFC東京GK波多野豪、リーグ戦出場へ意欲

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FC東京のゴールを死守したGK波多野豪

[3.15 ルヴァン杯グループD第1節 FC東京0-0磐田 味スタ]

 退場者が出るアクシデントに見舞われたが、FC東京はGK波多野豪を中心に最後までゴールを死守した。シュート数は6対17。数的不利に陥り、後半は相手の波状攻撃に晒されたが、波多野が好セーブを連発。守備陣とコミュニケーションをとりながら窮地に耐え、無失点に抑えた。

 アルベル監督を迎えた新体制。ここまでリーグ3試合は新加入のGKヤクブ・スウォビィクに正守護神の座を譲り、2日のルヴァン杯福岡戦にもJ・スウォビィクが出場した。波多野は昨季、J1リーグ31試合でゴールマウスを守ったが、今季はこれが公式戦初出場となった。

「サッカー自体がガラッと変わっている。まずは監督が要求しているところから、ポゼッションでは簡単に味方にパスをつけることを意識している。練習では昨年よりもシュートを受ける回数が抜群に増えているので、きょうの試合で成果が出たかなと思います」

 劣勢のチームを救う殊勲の活躍だった。至近距離のシュートを好反応でしのげば、波状攻撃を浴びても好セーブを連発し、体を投げ出してブロック。後半アディショナルタイムにはMF鈴木雄斗に狙い澄ましたミドルシュートを打たれたが、鋭い反応でファインセーブ。最後までゴールを守り抜き、アピールに成功した。

「僕がプレーしたい場所はここじゃない。J1のベストメンバーで組んでくるような試合もしたいし、上のレベルでプレーしたい。きょうのプレーはスタンダードだと思うので、どんどん上を目指してやっていきたい」。定位置奪回へ意欲を燃やし、「次はJ1のピッチに立てるように、引き続き準備していきたい」と力を込めた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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