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C大阪は終了間際にA・タガートが劇的同点弾! 脇坂のAGを得た川崎Fはルヴァン杯4強を懸けた第2戦へ

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C大阪と川崎Fはドロー

[8.3 ルヴァン杯準々決勝第1戦 C大阪1-1川崎F ヨドコウ]

 ルヴァンカップは3日、準々決勝第1戦を行った。セレッソ大阪川崎フロンターレの対戦は1-1でドロー。川崎Fは前半33分にMF脇坂泰斗が先制点を挙げるが、C大阪も後半44分にFWアダム・タガートが同点ゴールを決めた。第2戦は8月10日に行われる。

 C大阪は3日に小菊昭雄監督の新型コロナウイルス検査での陽性判定を発表。この試合は高橋大輔コーチが代行指揮を執ることになった。一方、川崎Fも先月末から陽性者が続出。7月30日の浦和レッズ戦ではベンチメンバー5名のうち3名がGKという異例編成だった。きょうの試合ではベンチメンバーは7名となったが、引き続きGK3名がベンチ入り。また、1トップには特別指定選手の桐蔭横浜大FW山田新が初出場で初先発を飾った。

 序盤からC大阪が決定機を作る。特に前半28分に大きなチャンス。右サイドから敵陣に入ると、MF為田大貴、FW上門知樹、MF毎熊晟矢がそれぞれシュートを放つ波状攻撃を見せる。しかし、GKチョン・ソンリョンの好セーブに阻まれ、得点には結びつかなかった。

 すると、川崎Fが一瞬の隙を突く。前半33分、FW宮城天が右サイドからドリブル。またぎフェイントから素早くPA手前にパスを出すと、脇坂がトラップから体をターンさせ、PA内へ。相手守備陣を翻弄しながら左足シュートを放ち、ゴール右隅に決め切った。

 前半は川崎Fのリードで折り返す。C大阪は後半6分にDF舩木翔を、同17分にはA・タガート、FW北野颯太、FWジェアン・パトリッキを投入。より攻勢を強めていく。

 C大阪は投入直後に北野が裂傷で出血も、治療後にプレー続行。川崎Fは後半22分に決定機。FWマルシーニョが左サイドからアウトサイドキックでクロスを上げると、ファーサイドの山田がヘディングシュート。ドンピシャのボールだったが、GKキム・ジンヒョンの右足スーパーセーブで防がれてしまった。

 川崎Fは後半28分にMF家長昭博、同39分には山田を下げてFWレアンドロ・ダミアン、宮城に代えてDFジェジエウを入れる。

 試合は終了間際に再び動く。C大阪は後半44分、カウンターからA・タガートがワンタッチ。ゴールに流し込み、1-1と試合を振り出しに戻した。

 試合はそのまま1-1で終了。川崎Fはメンバー編成に苦しみながらもアウェーゴールを奪う形となった。

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