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C大阪が埼スタでゴールラッシュ! 怒涛4発でルヴァン杯準決勝を制し2年連続の決勝へ! 浦和は第1戦のAG生かせず

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C大阪が2年連続のルヴァン杯決勝へ

[9.25 ルヴァン杯準決勝第2戦 浦和 0-4 C大阪 埼玉ス]

 ルヴァンカップは25日に準決勝第2戦を行った。浦和レッズセレッソ大阪の対戦は、C大阪が4-0で勝利。第1戦が1-1だったため、C大阪は2試合合計も5-1で快勝。2年連続で決勝進出を決め、2017シーズン以来5年ぶりの優勝に王手をかけた。決勝は10月22日に国立競技場で行われ、サンフレッチェ広島とアビスパ福岡の勝者と戦う。

 21日の第1戦でアウェーゴールを奪った浦和は、先発を1人変更する。メンバー外のMFダヴィド・モーベルグに代えてMF松崎快が起用された。4-2-3-1の布陣で、GKは西川周作が入り、4バックは左からDF明本考浩、DFアレクサンダー・ショルツ、DF岩波拓也、DF関根貴大が並ぶ。ボランチ2人はMF岩尾憲とMF伊藤敦樹。2列目は左サイドがMF大久保智明、トップ下がFW小泉佳穂、右サイドが松崎が配置される。1トップはFW松尾佑介となった。

 得点を奪えば形勢逆転となるC大阪は、GKキム・ジンヒョンが先発復帰。ほかは変わらず4-4-2の布陣を敷く。GKにジンヒョン、4バックは左からDF山中亮輔、DF鳥海晃司、DFマテイ・ヨニッチ、DF松田陸が入る。ボランチ2枚はMF鈴木徳真とMF奥埜博亮。左サイドがMF為田大貴、右サイドはMF毎熊晟矢が入り、2トップはFW加藤陸次樹とFW上門知樹が起用された。[両スタメン&布陣]

 前回大会準決勝と同カードの対戦となった。第1戦を1-1で終えた両者は慎重に試合に入る。C大阪は前半12分、縦パスを受けた加藤が反転からシュートを放つも、西川にキャッチされる。

 均衡を破ったのはC大阪だった。前半22分、中盤右サイドの毎熊が横に出し、奥埜がさらにパス。鈴木がダイレクトで右サイド深い位置へスルーパスを放つと、毎熊がPA右に入り込んだ。中央に折り返そうとしたボールは、マークについた明本に当たる。そのまま軌道が変わってゴールに吸い込まれた。

 先制したC大阪は2試合合計でも2-1と勝ち越しに成功する。攻勢を強めると、前半28分にはPA手前から為田が右足シュート。ブロックされたこぼれ球を山中が左足でシュートを放つが、大きくゴール枠外に外れた。

 C大阪は前半30分に価値ある追加点を奪う。左サイドの山中から縦パスを受けた為田がグラウンダーのクロス。ニアサイドの加藤が相手守備陣を引きつけると、PA中央に詰めた奥埜がゴール前へ。GK西川の飛び出しをかわすように左足チップキックを放ち、ゴールに流し込んだ。

 C大阪は2-0で2試合合計3-1と点差を広げる。前半を終了すると、浦和はハーフタイムで松崎を下げ、DF馬渡和彰を投入。大久保が右サイドに移動し、明本が左サイドへ。馬渡は左SBに入った。

 後半開始早々、浦和は馬渡の鋭いミドルで反撃に出る。さらにハイプレスから決定機を作った。だが後半6分、C大阪が一瞬の隙を突く。PA手前の為田がパスを落とし、山中が中盤からダイレクトで浮き球パス。PA右に走り込んだ加藤が強烈なヘディングシュートで合わせ、チーム3点目を挙げた。

 前半22分に両者2枚替え。3-0とリードするC大阪は加藤と上門の2トップに代えて、FW北野颯太とMF清武弘嗣を投入する。浦和は関根と大久保を下げ、FW江坂任とFWキャスパー・ユンカーが入った。同25分には小泉が左サイドからPA内に折り返す。ニアサイドのユンカーが収めてシュートを打つが、ゴール枠外に逸れた。

 C大阪は後半31分に為田に代えてFWジェアン・パトリッキを入れる。すると、交代選手がさらにダメを押す。北野が前線でボールを奪い、最前線にパス。反応したパトリッキが冷静にGK西川との1対1を決め切り、4-0と勝利を決定づけた。

 C大阪は4-0でそのまま試合を締め切った。2試合合計も5-1で勝ち越しに成功し、前回大会に続く決勝進出を果たした。浦和はまたしてもC大阪を相手に準決勝敗退となった。

(取材・文 石川祐介)
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