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鹿島MF松村優太が“同期コンビ”で先制弾、柏FW細谷真大が意地の同点ゴール!! パリ世代躍動の一戦はドロー

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FW細谷真大が劇的な同点ゴール

[3.8 ルヴァン杯C組第1節 柏 1-1 鹿島 三協F柏]

 ルヴァン杯は8日、グループリーグ開幕節を各地で行い、鹿島アントラーズ柏レイソルは1-1で引き分けた。前半に鹿島はMF松村優太が先制ゴールを奪ったものの、柏は後半45分に途中出場のFW細谷真大が劇的な同点ゴール。両チームのパリ五輪世代が躍動し、勝ち点1を分け合った。

 先に試合を動かしたのは鹿島だった。0-0で迎えた前半22分、左SBで先発起用された19歳DF溝口修平からのスルーパスは相手にカットされたが、すぐさまMF荒木遼太郎がボールを奪い返し、前方にパス。これを受けた松村が右足を振り抜き、ゴール左隅に突き刺した。これが今季初ゴール。松村は真っ先に岩政大樹監督のもとに走り寄り、熱く抱き合った。

 この日の鹿島は荒木、松村と同期のFW染野唯月も先発し、前線の攻撃が若手選手に託された。また後半30分には東京国際大から新加入の22歳MF師岡柊生も投入され、Jリーグデビュー。同40分にはDF広瀬陸斗からの浮き球パスにペナルティエリアで反応し、GK守田達弥を襲う惜しいシュートも放つなど、勢いを持った攻勢を繰り広げているようにも思われた。

 ところが直後、柏の逆襲が待っていた。左からのCKをDF三丸拡がゴール前に送り込むと、東京国際大から今季加入の途中出場MF落合陸がかろうじてそらし、ファーサイド寄りで待っていた細谷が右足一閃。パリ世代のエース候補が豪快に突き刺し、劇的な同点ゴールが決まった。その後は両チームとも決定機をつくったが、そのままタイムアップ。細谷も終盤の決定機を決め切れず、1-1の引き分けに終わった。

 柏は今季柏レイソルU-18から昇格したMF山本桜大、MFモハマド・ファルザン佐名も先発出場し、トップチームデビューのモハマドは左サイドを再三突破するなど存在感を発揮。19歳のFW真家英嵩もオフサイドには終わったが、前半に鋭い飛び出しからネットを揺らすシーンを作るなど、若手選手が貴重な試合経験を積む形となった。

 試合後、フラッシュインタビューに応じた細谷は「負けている状態だったのでFWなので点を決めて勝たせることを意識してやっていた」と振り返り、同点弾のシーンを「力まずに打とうと思っていた。落ち着いて打てた」と回顧。それでも「勝負強さを見せられたのではないか」という質問には「勝てていないのでまだ見せられていない」と厳しく口にした。

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