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19歳FW鈴木章斗のJ初ゴールから湘南3発圧勝! 完敗清水は198cmFW森重初スタメン&高校生3人がJデビュー

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FW鈴木章斗が初ゴール

[4.5 ルヴァン杯B組第3節 湘南 3-0 清水 レモンS]

 ルヴァンカップは5日、グループリーグ第3節を各地で行い、B組の湘南ベルマーレ清水エスパルスを3-0で破った。ここまで2戦連続で引き分けだった湘南は今大会初勝利。一方、1勝1分だった清水は初黒星を喫し、B組は混戦模様に突入している。

 ホームの湘南は帝京長岡高出身で19歳のDF松村晟怜が今季初出場。阪南大高出身で19歳のFW鈴木章斗、スイス帰りで21歳のFW若月大和も初先発を果たした。対する清水は秋葉忠宏監督の就任初陣で、早稲田大出身DF監物拓歩、日大藤沢高出身FW森重陽介のルーキー2選手がプロ初先発。この日が19歳の誕生日となった森重は地元藤沢に近い平塚でメモリアル出場となった。

 序盤から湘南が優位に試合を進めた。まずは前半21分、素早い攻守の切り替えからU-22日本代表MF平岡大陽がふわりと浮き球のスルーパスを送り込むと、これに反応したのは鈴木。GK大久保択生との冷静な駆け引きから左足でゴール左上隅に流し込んだ。

 鈴木は昨年6月1日の天皇杯2回戦ヴェルフェ矢板戦以来のプロ2ゴール目。2021年度の全国高校選手権得点王がJリーグ公式戦では記念すべき初ゴールを挙げた。

 ビハインドとなった清水はサイドからのクロスが198cm長身の森重に入る場面もあったが、なかなか良い形でシュートを打ち切ることができない。すると前半40分、湘南がセットプレーから追加点。MF岡本拓也の左CKを起点にゴール前で松村らが次々と詰め、波状攻撃を展開すると、最後はMF山田直輝がネットを揺らした。

 厳しくなった清水は後半開始時、U-20日本代表のDF菊地脩太と森重がベンチに下げられ、FWオ・セフンとU-16日本代表のMF小竹知恩を投入。2006年生まれの16歳で清水ユース2年の小竹は左ウイングバックに入り、これがJリーグ公式戦デビューとなった。

 なおも湘南の優位は変わらず、後半6分には松村のロングフィードから鈴木がポストプレーでつぶれ、山田が最終ライン裏に抜け出すと、細かい足さばきで監物との駆け引きを制して右足一閃。この日2点目となるゴールでリードを3点に広げた。同16分、湘南は立正大出身ルーキーのDF吉田新を送り込み、これがJリーグ公式戦デビューとなった。

 清水も後半16分、清水ユース2年で3月にはスペイン・マジョルカ留学も経験した16歳のMF矢田龍之介を投入。小竹とともに16歳コンビが初出場を果たした。その後は清水が途中出場のFW北川航也ら攻撃陣の迫力で勢いを保ち、試合を優勢に進める。同34分には17歳のMF太田成美もJリーグ公式戦デビューとなった。

 湘南も後半39分、17歳のFW石井久継がJリーグ公式戦デビュー。そのまま最後まで試合は動かずタイムアップ。湘南がルヴァン杯初白星を勝ち取った。

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