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15歳MF北原が113分間出場のFC東京、ヒアンのハットで勝利!! 大宮はエース・杉本弾で延長突入もルヴァン杯2回戦敗退

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FWマルセロ・ヒアンがハットトリック(写真はリーグ戦)

[4.16 ルヴァン杯2回戦 大宮 1-3 FC東京 NACK5]

 ルヴァンカップは16日、各地で2回戦を開催した。J1のFC東京はJ2のRB大宮アルディージャと対戦し、FWマルセロ・ヒアンのハットトリックで延長戦の末に3-1で勝利した。3回戦では湘南ベルマーレと対戦する。

 FC東京は15歳のMF北原槙がトップチームでの公式戦初先発を果たした。前半11分には北原が中盤でボールを収めて左のMF安斎颯馬に展開。インナーラップしたDFエンリケ・トレヴィザンが中へ蹴り込んだボールは直接ゴールに向かったが、GK加藤有輝に防がれた。続く同15分にはFWエヴェルトン・ガウディーノが蹴ったCKをDF木村誠二が頭で合わせると、ゴール前にこぼれたボールをエンリケがヘディングシュート。これもGKのセーブに遭った。

 対する大宮は前半20分にFW富山貴光を起点に速攻を仕掛け、最後はFWカプリーニがシュートを放ったもののGK波多野豪の正面に飛んだ。

 前半22分には古巣対戦のMF東慶悟が前線でプレスをかけ、FC東京が高い位置でボールを奪う。MF長友佑都を経由して北原がペナルティエリアの手前ゴール正面でボールを受けると、思い切りよく左足一閃。シュートはGKの逆を突いたもののわずかに枠の右に外れた。大宮も同29分、MF関口凱心が右からカットインしてシュートを放ったが枠の左に逸れていった。

 その後はFC東京がE・ガウディーノ、大宮はカプリーニがカットインから左足を振ったがいずれも枠の上に外れ、スコアレスのままアディショナルタイムへ。迎えたラストプレー、大宮が右サイドからのFKを獲得すると富山が頭で合わせたボールがゴールネットに吸い込まれた。しかし副審の旗が上がってオフサイド。0-0で試合を折り返した。

 するとFC東京は後半12分、東がペナルティエリア内に蹴り込んだボールをMF小泉慶が胸で落とし、3人目の動きで駆け上がってきた長友がゴール前にダイレクトクロス。これをヒアンが押し込んで先制に成功した。ヒアンは加入後公式戦初ゴールになった。

 追いかける大宮は後半18分、週末のリーグ戦が出場停止となるFW杉本健勇を投入。同時にDFガブリエウも送り込むと2分後にはFW藤井一志とFWオリオラ・サンデーも送り込む積極的な動きを見せた。

 FC東京の1点リードのまま試合は終盤に突入するも大宮が後半37分、サンデーの抜け出しからゴールに迫ると左からのクロスを杉本がヘディングシュート。これがゴール右隅に決まって1-1とした。大宮は攻勢を強めて一気に逆転を目指したが、FC東京守備陣に対応されてそのままタイムアップ。延長戦に突入した。

 やや劣勢気味で後半を終えたFC東京だったが延長前半8分、MF高宇洋のスルーパスにヒアンが反応するとGKをかわしてゴールに流し込み、この日2点目でリードを奪った。さらに同アディショナルタイム、今度はMF橋本拳人のスルーパスにヒアンが抜け出すとそのままゴールネットを揺らしてハットトリックを達成した。

 FC東京は延長後半8分に北原を退げてDF土肥幹太を投入。そのままリードを保って公式戦5試合ぶりの勝利を掴んだ。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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