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鳥栖U-15小池朝陽がPK戦2本ストップ!!“PK苦手”を克服「将来につながる自信になった」

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GK小池朝陽がPK戦で大活躍

[12.26 高円宮杯U-15準決勝 FC多摩3-3(PK2-4)鳥栖U-15 味フィ西]

 守護神が2戦連続のヒーローになった。サガン鳥栖U-15は準々決勝のFCラヴィーダ戦でも0-0から突入したPK戦を戦い、4-3で勝利。GK小池朝陽は1本を止めて、勝利に導いていた。

 そして迎えた準決勝、追いつき追い越せのシーソーゲームを演じると、3-3で決着がつかずPK戦に突入。すると小池はFC多摩3人目のDF鹿子島尚人のシュートを右、続く4人目のDF李京樹のシュートを左に飛んで連続ストップ。2年連続となる決勝へと導いた。

「前回の試合で1本止めたことで、全国大会のPK戦に自信を持つことができました。なのでしっかりと自信を持って臨むことができました。2本止められたのは、将来につながる自信になったなと思います」

 PKは苦手だったという。2週間ほど前からPK戦を想定した練習を始めたが、なかなか止めることが出来なかった。ただ、そこから五藤豪GKコーチと二人三脚で弱点克服に取り組んだ。「相手から目線を外さない」「軸足と足の開き方をみて先に動かない」「相手に自分がどちらに飛ぶかが分からないようにしよう」。的確なアドバイスの一つひとつが、小池をPKストッパーへと進化させた。

 28日の決勝では鹿島アントラーズつくばジュニアユースと対戦する。鳥栖U-15としては、昨年度敗れた決勝のリベンジをかけた戦いにもなる。「先輩からも来年は優勝してくれと言われて今年に入りました。その思いに応えられるように、決勝では無失点で終われるように頑張っていきたいと思います」。近年、U-15世代で屈指の成績を残す鳥栖U-15が、今年唯一の日本一タイトルに挑む。

(取材・文 児玉幸洋)
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