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先田延長V弾!鳥栖U-15が3年ぶり日本一!!鹿島つくばJYは4度クロスバー叩く

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鳥栖U-15が日本一!

[12.28 高円宮杯U-15決勝 鳥栖2-1(延長)鹿島 味フィ西]

 高円宮杯JFA第32回全日本U-15サッカー選手権決勝が28日に行われ、サガン鳥栖U-15鹿島アントラーズつくばジュニアユースを延長戦の末に2-1で下し、3年ぶり2度目の日本一に輝いた。

 先制点は開始直後に決まった。鳥栖U-15は前半7分、右サイドの距離のある位置でFKを獲得した鳥栖だったが、DF林奏太朗が左足で大きく蹴り入れる。これに走り込んだDF北島郁哉が頭で合わせて流し込み、序盤にスコアを動かした。

 しかし鹿島つくばJYもワンタッチパスで繋ぎながら鳥栖ゴールに迫っていく。前半19分にはGKが弾いたこぼれ球をFW末原治優人が狙ったが、クロスバーを直撃。同30分のCKを合わせたDF大山幸路のヘッドも枠左に外れた。

 1点ビハインドで折り返すことになった鹿島つくばJYは、後半開始から一気の3枚替え。根本裕一監督が積極的な交代策をみせて、流れを掴みに行く。しかし後半18分、右に流れたボールをMF太田隼剛が左足で狙うが、シュートまたもクロスバーに嫌われる。

 さらに鹿島つくばJYが攻勢を続けるが、後半24分のMF小倉幸成の右クロスを合わせた大山のヘッドがクロスバー。直後の大山のヘッドもこの日4度目のクロスバーを叩くことになるが、同25分、MF平山京吾が蹴り込んだ左足シュートがついに枠内を捉え、鹿島つくばJYが同点に追いついた。

 試合は80分で決着がつかず、10分ハーフの延長戦に突入。そして延長後半6分、鳥栖U-15はカウンターからエリア内を縦に抜けたMF先田颯成が左足でニアを抜いて勝ち越しに成功。昨年、決勝で敗れて逃した日本一の座をつかみ取った。

(取材・文 児玉幸洋)
●高円宮杯第32回全日本U-15選手権特集

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