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夢は「トッテナムに入ってトロフィーを掲げる」クラブ・ドラゴンズ柏FW松本竹琉が有言実行の“ソランケパフォ”

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背中から弓矢を取り出すしぐさ

[4.19 U-15千葉1部第9節 クラブ・ドラゴンズ柏 2-0 ウイングスU-15 日体大柏G]

 クラブ・ドラゴンズ柏のFW松本竹琉(3年)が勝利を決定づけるゴールを決め、チームメイトの期待に応える弓矢パフォーマンスを披露した。

 松本は1点リードの後半39分、MF奥村瑛斗(3年)がゴール前に出したパスに反応。「ずっと点を取りたいなと思っていて、キャプテンが良いボールを中にくれたので触るだけみたいな感じ」と謙虚に振り返るも、持ち味のスピードを生かしながらGKの手前でボールに触れて入れ替わり、確実にゴールに押し込んだ。

 得点後には弓矢を放つゴールパフォーマンスを披露した。参考にしたのは試合2日前にトッテナムFWドミニク・ソランケが、UEFAヨーロッパリーグのフランクフルト戦で見せたもの。試合前からチームメイトに「やれって言われていました」といい、有言実行のゴールとパフォーマンスだったことを明かした。

 松本はアンジェ・ポステコグルー監督の就任をきっかけとしたトッテナムファンだという。ポステコグルー氏がJリーグで監督を務めていた際に「すごいオフェンシブなチーム」と横浜F・マリノスの試合を見るようになり、同指揮官がプレミアリーグで監督を務めることを知ってトッテナムを応援するようになったようだ。

 今季のトッテナムはプレミアリーグで16位と苦しいシーズンを送っているものの、高い攻撃力は健在でここまで33試合で61得点を記録している。松本は応援しながら、「FWソン・フンミンがワイドを取ってビルドアップに参加したりとか、決めるところにちゃんと顔を出したりとか、ボールを持っていないときの動き」を自身のプレーに役立てている。

 そうした中で松本は今季ここまで10アシストほどを記録しているというが、ゴール数はこの日で3点目だとして物足りなさを強調。得意とするゴールパターンは左からカットインし、右足でカーブをかけて決めるもので「アシストよりやっぱり得点をどんどん決めて、点を取れる選手になりたい」と力を込めた。

 将来の目標は「トッテナムに入ってトロフィーを掲げること」。松本は次戦でソン・フンミンが両手で行うカメラパフォーマンスを披露できるように意気込みながら、日本を代表するアタッカーを目指して成長を重ねていくことを誓った。

弓を引いて

放った

試合後にチームメイトと復習

(取材・文 加藤直岐)
加藤直岐
Text by 加藤直岐

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