イメージ通りの突破で同点アシスト!! FW大井然(東京V Jrユース)は手応えありつつ「得点がないと世界では戦っていけない」
[7.26 アカデミーマッチ第2戦 U-15 J選抜 1-1(PK3-1)リバプールU15 味フィ西]
FW大井然(東京V Jrユース/3年)がリバプールU15との2連戦で存在感を発揮した。最終戦では同点ゴールをアシストすると、PK戦のラストキッカーも担当して勝利に貢献。その一方、得点を奪えなかったことに悔しさも滲ませた。
0-1で迎えた後半27分、MF安井康真(大宮U15/3年)が左サイドに張る大井にパスを送る。大井はバックステップで相手を引きつけながら左足でトラップすると、すぐに右足で縦に持ち出して急加速。プレスにきた相手を置き去りにしてペナルティエリア左へ侵入し、ゴール前のFW礒部怜夢(鹿島Jrユース/3年)に折り返してアシストを記録した。
「あれはもうトラップしたら相手が寄せてくると分かっていたので、トン・トンのリズムでかわすイメージができていた。(カバーの2人目に対して)ずらして打つという選択肢もあったけれど、マイナスにフリーのところを見つけて上手くアシストすることができた」
完璧な突破から同点ゴールを演出して「とにかく嬉しかった」と笑顔。終了間際の後半アディショナルタイム6分には、中盤のルーズボールを拾って左サイドへ流れながら右足アウトサイドで鮮やかなスルーパスを供給し、決定機を演出する場面もあった。
1-1で突入したPK戦では決めれば勝利の場面で順番が決まってきたが「PKは自分が一番練習している。自信があったので別に緊張とかはなく決めるだけだった」。大きく息を吐いてから助走に入り、GKが届かないゴール左上へと冷静に流し込んだ。
大井は2戦目に限らず、2トップの一角と左サイドハーフを担当した2試合を通してアグレッシブにゴールへ迫る姿勢を見せていき、得意とするスピードに乗ったドリブルで攻撃を牽引。リバプールU15の両ウイングも圧巻の突破力を発揮していたなか、自身のプレーに集中して好パフォーマンスを披露していた。
「(相手が)フィジカルでえぐいというのは分かっていた。相手を見て逆を取るところだったり、テクニックだったりで自分の方が輝けるチャンスもあると思っていたので、相手も活躍していたけれど、自分にフォーカスしてやることができた」
そのように手応えを示しながら、支えてくれた人たちへの感謝も口にした。今季は右足第5中足骨骨折で離脱した期間があったなか、完全復活を示すように晴れ舞台で堂々とプレー。「もちろん数字で恩返ししたかったけれど、まずはピッチに立つことができた。トレーナー、コーチ、家族、病院の先生など全員が協力してくれたので、恩返しまではできていないけれど少しは良かったと思ってもらえたかなと思う」と胸を張った。
その一方、個人としては初戦でゴールネットを揺らした場面がオフサイドで認められず、2試合ともノーゴールだったため満足する様子はなかった。昨年には「C・ロナウドみたいに点を取れたり、ムバッペみたいに爆発的なスピードで相手をぶち抜いたり」という得点力と突破力の両方を兼ね備えたアタッカーを目標に掲げていた大井。改めて得点を記録する重要性を強調した。
「自分のアシストで追いついて結果としてはPK戦で勝つことはできたけれど、個人としては点を取れなくて心残りかなって思う。やっぱり得点がないと世界では戦っていけない。すぐクビになってしまう。数字を残していかないとここから先は生き残れないので、そこはしっかりとやれるようにしていきたいです」
U-15 Jリーグ選抜での経験はキャプテンを務めている東京ヴェルディジュニアユースに還元していく構え。チームは夏の全国大会出場権を逃して雰囲気が悪くなったりした部分もあったというが、「みんなでこの夏しっかりと死ぬ気で頑張っている」と前を向いている。大井は「高円宮杯出場という目標を立てているので、全国優勝を目標にしながらまずは高円宮杯出場を目指してやっていきます」と力を込めてチームを引っ張っていく姿勢を示しながら、個人としては代表入りなどの飛躍を遂げられるように意気込んだ。
(取材・文 加藤直岐)
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FW大井然(東京V Jrユース/3年)がリバプールU15との2連戦で存在感を発揮した。最終戦では同点ゴールをアシストすると、PK戦のラストキッカーも担当して勝利に貢献。その一方、得点を奪えなかったことに悔しさも滲ませた。
0-1で迎えた後半27分、MF安井康真(大宮U15/3年)が左サイドに張る大井にパスを送る。大井はバックステップで相手を引きつけながら左足でトラップすると、すぐに右足で縦に持ち出して急加速。プレスにきた相手を置き去りにしてペナルティエリア左へ侵入し、ゴール前のFW礒部怜夢(鹿島Jrユース/3年)に折り返してアシストを記録した。
「あれはもうトラップしたら相手が寄せてくると分かっていたので、トン・トンのリズムでかわすイメージができていた。(カバーの2人目に対して)ずらして打つという選択肢もあったけれど、マイナスにフリーのところを見つけて上手くアシストすることができた」
完璧な突破から同点ゴールを演出して「とにかく嬉しかった」と笑顔。終了間際の後半アディショナルタイム6分には、中盤のルーズボールを拾って左サイドへ流れながら右足アウトサイドで鮮やかなスルーパスを供給し、決定機を演出する場面もあった。
1-1で突入したPK戦では決めれば勝利の場面で順番が決まってきたが「PKは自分が一番練習している。自信があったので別に緊張とかはなく決めるだけだった」。大きく息を吐いてから助走に入り、GKが届かないゴール左上へと冷静に流し込んだ。
大井は2戦目に限らず、2トップの一角と左サイドハーフを担当した2試合を通してアグレッシブにゴールへ迫る姿勢を見せていき、得意とするスピードに乗ったドリブルで攻撃を牽引。リバプールU15の両ウイングも圧巻の突破力を発揮していたなか、自身のプレーに集中して好パフォーマンスを披露していた。
「(相手が)フィジカルでえぐいというのは分かっていた。相手を見て逆を取るところだったり、テクニックだったりで自分の方が輝けるチャンスもあると思っていたので、相手も活躍していたけれど、自分にフォーカスしてやることができた」
そのように手応えを示しながら、支えてくれた人たちへの感謝も口にした。今季は右足第5中足骨骨折で離脱した期間があったなか、完全復活を示すように晴れ舞台で堂々とプレー。「もちろん数字で恩返ししたかったけれど、まずはピッチに立つことができた。トレーナー、コーチ、家族、病院の先生など全員が協力してくれたので、恩返しまではできていないけれど少しは良かったと思ってもらえたかなと思う」と胸を張った。
その一方、個人としては初戦でゴールネットを揺らした場面がオフサイドで認められず、2試合ともノーゴールだったため満足する様子はなかった。昨年には「C・ロナウドみたいに点を取れたり、ムバッペみたいに爆発的なスピードで相手をぶち抜いたり」という得点力と突破力の両方を兼ね備えたアタッカーを目標に掲げていた大井。改めて得点を記録する重要性を強調した。
「自分のアシストで追いついて結果としてはPK戦で勝つことはできたけれど、個人としては点を取れなくて心残りかなって思う。やっぱり得点がないと世界では戦っていけない。すぐクビになってしまう。数字を残していかないとここから先は生き残れないので、そこはしっかりとやれるようにしていきたいです」
U-15 Jリーグ選抜での経験はキャプテンを務めている東京ヴェルディジュニアユースに還元していく構え。チームは夏の全国大会出場権を逃して雰囲気が悪くなったりした部分もあったというが、「みんなでこの夏しっかりと死ぬ気で頑張っている」と前を向いている。大井は「高円宮杯出場という目標を立てているので、全国優勝を目標にしながらまずは高円宮杯出場を目指してやっていきます」と力を込めてチームを引っ張っていく姿勢を示しながら、個人としては代表入りなどの飛躍を遂げられるように意気込んだ。
(取材・文 加藤直岐)
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