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[MOM1146]岡山県選抜DF本田光貴(作陽高2年)_本来FWのCBが高さと声で勝利もたらす

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ] 
[10.17 国体少年男子1回戦 岡山県 1-0 長崎県 雲仙市国見総合運動公園多目的芝生広場]

 地元観衆の声援を後押しに戦う長崎県の前に184cmの大型CBが立ちはだかった。CB本田光貴主将(作陽高2年)はPAに入ってくるボールを豪快ヘッド。それもボランチの前方まで弾き飛ばす力強いヘディングで長崎の反撃を封じて行く。加えてその声で70分間チームを鼓舞。「チームを鼓舞するような声だったり、そういうところは良かったと思います」とチームを勇気づけた主将は勝利と「声」について納得していた。

 特に終盤の長崎の反撃を身体を投げ出すかのような守りで防ぎ、声でチームを奮い立たせていた姿が印象的。勝利の立て役者となったが、CBとしての自身の出来には「背後取られたりしたので、そこはまだDFらしくなかった。60点」と厳しい採点をつけた。岡山県選抜ではCBだが、所属する作陽高では普段、FWを務める。元々FWで今春は一時CBを務めたが、再びFWに再コンバート。「ゴール前の嗅覚。ゴール前のところ見て欲しいですね」というストライカーだが、今大会ではCB、そして主将という重責にも前向きに取り組み、チームを勝たせる存在となった。
 
「この国体を通してキャプテンらしくチームをまとめて行けるような、魅力的な選手になっていきたい」。FWとして大暴れしたい気持ちももちろん持っているが、自分の役割を全うし、「目指している」という日本一を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)
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