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国スポで自分自身を成長させて、勝つ。静岡県の早生まれ左SB大橋大洋(藤枝東)が決勝点の起点となり、無失点継続にも貢献

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静岡県の左SB大橋大洋(藤枝東高/2年=藤枝東FCジュニアユース出身)は決勝点の起点となり、無失点継続にも貢献

[10.6 国スポ少年男子の部準決勝 愛媛県 0-1 静岡県 ビックレイクC]
 
 静岡県の左サイドバック(SB)大橋大洋(藤枝東高/2年=藤枝東FCジュニアユース出身)が無失点優勝を誓った。「(準決勝に加えて)2回戦、3回戦をゼロで抑えていて、DF4人とGKとも『このままゼロで優勝しよう』っていう話をしているんで、明日の優勝に向けて、最後までそこは集中力切らさずに頑張りたいと思います」。大橋は攻撃的なDFだが、準決勝でも守備面で自分のやるべきことを全う。70分間を無失点で終えた。

 この日は今大会で最もボールを保持される時間の多い展開だった。中でも前半は逆サイドから愛媛県に押し込まれるシーンが増加。大橋は「(前半は)クロス対応の方が多いかなと思ったんで、自分の背後と前のところとかを自分で声出してコーチングしながら得点を防げればなと思いました」。後半は一転、推進力のある交代出場MF上野新太(今治東中等教育学校/2年)と対峙。味方のマークを活用しながら「自分がちょっと相手隙見せたところを刈り取るっていうイメージで」奪いどころになって見せた。

 その大橋は、得意とする攻撃面で決勝点の起点になった。後半26分、大橋の配球から藤枝東FCジュニアユース、藤枝東高の後輩FW森田一颯(1年)が左ハイサイドへ。そこからPAへパスが繋がり、MF小柳希碧(常葉大橘高/1年)がドリブルシュートを決めた。

 大橋は後輩とのコンビネーションで相手の守りを攻略。「ずっと中学の時から(森田)一颯とやっているんで、自分が持ったら一颯が抜け出してくれるっていうのはもう分かっていたんで、バッチリ、タイミングが合いました。自分のパスで一颯が抜け出して、最後(小柳) 希碧がああいう形で決め切ったっていうのは、チームとしても、個人としても、凄くいい経験になったかなって思います」と微笑んだ。

 大橋は、岡本淳一監督(浜松開誠館中)が「(常に自分の役割を)やってくれている。目立たないですけど、凄く守備でも気を遣ってくれたりしている」と説明する早生まれの左SB。逆サイドの右SB品竹友哉(清水ユース/1年)とともに、チームへの貢献度は大きい。その大橋はこの国スポを成長のための大会と捉えている。

「自分が早生まれで1個上っていう立場で呼んでもらって、もちろんチームを引っ張っていかなきゃいけないなっていうのは思っているんですけど、それ以上にみんなと協調して、年齢の差をなくして、同じチームとして一丸となっていく、同じ方向を向いていく、っていうところにベクトルを向けていたので、その面でいくと、自分自身も成長できる大会かなと思っています」

 静岡県はこの日、主将のMF小枝朔太郎(磐田U-18/1年)がPAでのダイビングヘッドのクリアを見せるなど一際勝利への執着心を表現。また、MF河波飛和(清水ユース/1年)がセカンドボールの回収で準々決勝以上のパフォーマンスを見せていた。主軸選手に加え、準々決勝はGK山田竜之介(清水ユース/1年)はPK戦で活躍し、この日は小柳や澤田といった交代出場組が躍動。清水ユース、磐田U-18所属の選手だけでなく、高体連所属の選手たちも大舞台で特長を発揮している。

 岡本監督は「みんなそれぞれいいものがあって、各チームで育てて頂いているので。そういう選手を預かって、ほんとにいいものが発揮できる形でチームがあればいいなと思っている。そういう意味では今日、途中で出場した選手もみんなそれぞれ良さを出してくれたんで、良かったなっていう風に思います」と語った。

 U-16静岡県選抜としての活動は7日の決勝・東京都戦がラスト。岡本監督は「もう最後のゲームになるんで、本当にいいところがきちっと出て、その先に勝利があればなおいいなっていう風に思っているんで、しっかり休養して、いい状態で、彼らの一番いいプレーが明日出せるように我々も準備したいなって思っています。(今年は)凄いポジティブな選手が多くて、サッカーに向き合うところとか、ほんとにモチベーションが高いっていうか、そういう選手が揃ってるんで、そういう意味ではやってくれるんじゃないかなと思います」と期待した。

 また、大橋は無失点勝利に加え、攻撃面での活躍を誓う。「攻撃の方が得意なんで、守備ももちろんやるんですけど、自分の得意なビルドアップでの関与だったり、クロスとか、ロングボールとかで得点をチャンスメイクできるようにできたらいいかなと思います」。3月に対戦した東京都には、技術面もフィジカル面も高いという印象を持っている。それでも、「自分たちもここまで勝ち残ってきたっていう自信があるので、そこはもう最後戦って勝ち切りたいと思います」。決勝で一番のプレーを出し、6年ぶり22回目の優勝を果たす。

MF小枝朔太郎主将(磐田U-18)は勝利への執念を一際感じさせる動き

CB石川塔梧(浜松開誠館高/左)とCB岩下雄飛(東海大静岡翔洋高)が相手の攻撃に対応

(取材・文 吉田太郎)




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吉田太郎
Text by 吉田太郎

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