リオデジャネイロ五輪の男子サッカー競技は17日、準決勝を行った。ブラジル代表はホンジュラス代表に6-0の圧勝。ドイツ代表はナイジェリア代表に2-0で勝利し、初の五輪決勝へ進むことになった。

　母国開催の五輪で悲願の金メダル獲得へ。ブラジル代表が王手をかけた。開始約15秒にFWネイマールが先制点を奪ってみせた。

　ホンジュラスのキックオフで幕を開け、前線から果敢に追い回すセレソン。味方がパスコースを切り、ネイマールが素早く相手DFのボールをカット。こぼれに詰めたところでGKと交錯したが、GKの手に弾かれたボールはネイマールの左膝に当たり、そのままゴールイン。1-0と先制した。開始15秒でのゴールは五輪史上最速得点記録となった。

　さらに同26分には19歳のFWガブリエウ・ジェズスがカウンターから追加点を奪い、同35分にはネイマールからジェズスへのホットラインで3点目。3-0で前半を折り返す。

　後半に入っても勢いは変わらない。後半6分にはネイマールが蹴り入れた左CKからゴール正面のDFマルキーニョスが決める。同12分にはあわや失点のピンチもしのぎ切った。

　後半35分には中央から持ち込んでのカウンター。細やかなパスで崩すとFWルアンが決め、5-0。同45分にはルアンが獲得したPKをネイマールが冷静に決めた。試合は6-0で終了。ブラジルが決勝行きを果たしている。

　もう一方の試合ではドイツ代表がナイジェリア代表に2-0で勝利。前半9分に右クロスからDFルーカス・クロステルマンが先制点を決めると、終了間際の後半44分にはカウンターからFWニルス・ペーターゼンが追加点。2-0の完封勝利でファイナル行きを勝ち取った。

　互いに初優勝のかかった決勝は現地時間20日に行われる。

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