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韓国紙「外信は放射能問題と同じくらい気にしていたが…」東京五輪での“心配”は杞憂に?

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23日に開会式が行われる東京五輪

 韓国『朝鮮日報』が17日、「猛暑を心配したが…東京はソウルより暑くない」と題し、東京オリンピックが想定よりも暑くならない可能性を指摘した。

 同紙は「東京2020オリンピックにおいて、外信が過去2年余りの間、放射能問題と同じくらい気にしたのが東京の真夏の猛暑だった」とし、アメリカ『CNN』をはじめとした外信が「歴代で最も暑いオリンピックになるだろう」、同『ニューヨーク・タイムズ』が「1964年の東京オリンピックが10月に開催されたのには理由がある。暑かったからである。今はもっと暑い」と、東京の猛暑に懸念を示していたことを紹介。これを理由に、組織委員会がマラソンと競歩の会場を札幌に変更したことも取り上げた。

 アメリカでは、公式ユニフォームのデザインを手掛ける『ラルフローレン』が暑さ対策として、エアコンユニットなどの冷却システムを備えたジャケットを用意していたという。しかし、韓国『朝鮮日報』は「このジャケットの開発陣はやや肩透かしを食らう状況に置かれた」と指摘している。

 というのも、16日のアメリカ『ウェザー・チャンネル』の予報によると、開会式が行われる23日の東京都新宿区の予想最高気温は30度、最低気温は23度で、雨が降る可能性もあるからだ。開会式は日没後の午後8時に始まることから、韓国『朝鮮日報』は「予報通りなら、25度前後の気候であえて冷却装置までつけて行進するという寸劇が生じる」と皮肉交じりに伝えた。

 また、東京都港区のホテルで現在隔離中だという韓国『朝鮮日報』取材陣の証言では、開幕を1週間後に控えた16日午後、長袖シャツやジャケットを着て外を歩く地元住民もいたとのこと。同紙は「ソウルは来週を通して日中の最高気温が35度前後まで上がると予想される一方で、同時期の東京はこれより低い30度前後にとどまる見通しだ」とレポートした。

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