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優勝候補スペインに早くも試練! 主力2選手負傷交代でドロー発進

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スペインはドロー発進

[7.22 東京五輪GL第1節 エジプト0-0スペイン 札幌ド]

 東京五輪のサッカー男子は22日、グループリーグ第1節を行い、スペイン対エジプトの一戦は0-0の引き分けに終わった。優勝候補のスペインは主力の2選手が負傷交代を強いられたこともあり、攻撃で良さを出せないまま苦しい船出となった。

 今大会のスペイン代表はA代表を経験したメンバーも数多く揃う優勝候補の筆頭。初戦からGKウナイ・シモン(ビルバオ)、DFエリック・ガルシア(バルセロナ)、DFパウ・トーレス(ビジャレアル)、MFぺドリ(バルセロナ)、FWダニ・オルモ(ライプツィヒ)、FWミケル・オヤルサバル(ソシエダ)といったEURO出場の6選手が先発に起用された。

 ところが、試合はコンディション面に不安の残るスペインが思わぬ苦戦を強いられる展開。前半はアクシデントばかりが目立った。

 まずは前半7分、DFオスカル・ミンゲサ(バルセロナ)がMFアフメド・フトゥーフ(アルザマレク)と交錯して右足を痛めると、一度はプレーを続けたものの、ハムストリングを気にする様子を見せた同23分にDFヘスス・バジェホ(R・マドリー)と交代を強いられる。

 そして前半41分にはオーバーエイジのMFダニ・セバージョス(R・マドリー)がFWタヘル・モハメド(アルアハリ)に足首を踏まれ、MFホン・モンカヨラ(オサスナ)と交代。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が一発退場の疑いが大きいとして介入したが、主審はイエローカードを提示するにとどまった。

 後半もエジプトの激しいプレーに対し、ぺドリやオヤルサバルが痛めるシーンが続く。そして23分、スペインはオーバーエイジのFWマルコ・アセンシオ(R・マドリー)とMFミケル・メリノ(ソシエダ)、オヤルサバルを一気に下げ、MFカルロス・ソレール(バレンシア)、FWラファ・ミル(ウォルバーハンプトン)、FWブライアン・ヒル(セビージャ)を入れて勝負に出た。

 だが、その後も5バックで守るエジプトをなかなか崩せず、後半43分にはラファ・ミルに決定機が訪れるもヘディングシュートはGKの真正面。同アディショナルタイムにもゴール前に飛び込んだバジェホのシュートが枠を外れた。そのまま試合はタイムアップ。スペインの初戦はスコアレスドローに終わった。

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