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その怒りはPK取り消し以上? スペイン紙が日本戦での“問題シーン”を挙げる

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VARでPKが取り消されたスペイン

[8.3 東京五輪準決勝 U-24日本 0-1(延長) U-24スペイン 埼玉]

 スペイン『アス』が3日、同日に行われた東京オリンピック準決勝のU-24日本代表対U-24スペイン代表でのPKを巡る判定に関し、「審判の重大なミス」があったと指摘した。

 当該のシーンは0-0で迎えた後半11分。スペインMFミケル・メリノがPA内でDF吉田麻也にスライディングで倒され、一度はPKの判定となったが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入により、PKと吉田へのイエローカードが取り消された。

 同紙が疑問視したのは、主審がPKを宣告するためにホイッスルを吹いたタイミングだ。メリノが転倒した直後、こぼれ球を拾ったFWラファ・ミルがGK谷晃生をかわしており、そのままプレーが流されていれば得点につながった可能性がある。

 同紙はPK判定の無効について日本側のファウルではなかったと受け入れる一方、「スペインの怒りは、PKの判定を変更したことではなく、おそらくラファ・ミルが得点する前にプレーを止めたことにあった」と主張。「明らかなレフェリングミス」とも批判している。

 それでもスペインは延長後半10分にFWマルコ・アセンシオのゴールが生まれ、辛くも1-0で勝利。同紙は「延長戦の末の勝利は、われわれに上記の全てを忘れさせた」と、勝ったことで溜飲を下げたようだ。

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