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「adidas UEFA Young Champions」若き“日本代表”が決戦前に欧州CL決勝舞台へ

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 マルチスポーツブランドであり、UEFA(欧州サッカー連盟)のオフィシャルサプライヤーパートナーであるアディダスは23日、「UEFA チャンピオンズリーグ(欧州CL)2014」決勝開催地であるポルトガル・リスボンにて、5対5のミニゲーム形式で戦う「adidas UEFA Young Champions 2014世界大会」を開催する。

 「adidas UEFA Young Champions」は「本気で世界に挑戦したい」という中高生をサポートするアディダスが、01-02年シーズンより「UEFAチャンピオンズリーグ」の大会開催に併せて、13~14歳のプレーヤーを対象としたチャンピオンズリーグ決勝開催国代表と他国の選抜チームによる国際大会として実施。今回、CL決勝開催国のポルトガルとブラジル、アメリカ、そして日本の4か国の代表選手たちがポルトガルで“世界一”をかけて熱戦を繰り広げる。

 “日本代表”として世界に挑戦するのは「日本代表選抜大会」を経て選出された天野悠貴(FC東京U-15むさし)、水野裕太(駒沢サッカークラブ)、薮井大和(Jフィールド岡山FC)、梅津克貴(アスペガス生駒FC)、GK津村和希(ヴィテス福岡FC)、野寄和哉(CAグランロッサ)の6人の中学生戦士だ。現地時間20日深夜に日本から約19時間かけてポルトガル入りした彼らは翌21日午前、24日に欧州CL決勝が開催されるベンフィカのホームスタジアム、エスタディオ・ダ・ルスを訪問。まずミュージアムで欧州チャンピオンズカップ(欧州CLの前身)連覇やポルトガルリーグ優勝33回などの歴史を持つベンフィカの数々のトロフィーなどを見学した後、スタジアムではCL決勝でレアル・マドリーが使用するロッカールームやピッチサイドに足を踏み入れ、欧州クラブナンバー1決定戦の雰囲気を味わった。

 “日本代表”の6選手は「adidas UEFA Young Champions 2014世界大会」出場後、欧州CL決勝も観戦予定なだけに水野は「決勝はずっと楽しみにしていた」。そして、ベンフィカの歴史とスタジアムについては「トロフィーの数が尋常じゃない。(スタジアムについては)こんな綺麗な天然芝に立ったことない」と驚いていた。また梅津は「(ベンフィカの)トロフィーの数とか見て、日本のJクラブとは歴史が違うと思った」と語り、天野は「最初スタジアムを見たときはデカくて、中に入ったら管理が厳重にされている。関係している一人ひとりが最後の決勝戦へ向けていいものをつくり上げようという雰囲気が見えた。そこが凄く良かった」と感想を口にした。

 この後、世界大会でブラジル、ポルトガル、アメリカと対戦する彼らだが、CL決勝の舞台を目の当たりにし、将来へ向けた思いも再確認した様子。津村は「凄く綺麗なピッチだったし、この決勝のように、多くの観客に見られた中でプレーしたいと感じました」と目標を口にしていた。

(取材・文 吉田太郎)

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