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抜群のチームワークでポルトガルの日々を戦い抜いた「adidas UEFA Young Champions 日本代表」

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 5対5のミニゲーム形式で世界一を争う「adidas UEFA Young Champions 2014世界大会」で3位に入った“日本代表”は25日早朝に開催地・ポルトガルを出発。元日本代表DF宮本恒靖氏の指揮の下、コリンチャンス勢のブラジルやベンフィカの選手で構成されたポルトガルなど同世代のトップ選手と5対5で戦った「adidas UEFA Young Champions 2014世界大会」に加え、名門・ベンフィカのトレーニング施設でベンフィカU-19チームのコーチに教わったトレーニングや、欧州CL決勝観戦、行動をともにしたブラジル、アメリカの選手たちのコミュニケーションなど、彼らはポルトガルで充実した日々を送った。

 別れの際、宮本氏から「みんなのサッカーはまだまだこれから。(海外では)自分たちと違う考え方もある。壁をつくらず、自分も積極的に入って行って、経験してもらいたい」とアドバイスを受けた選手たち。「adidas UEFA Young Champions 2014世界大会」でチームの守備の柱として奮闘した天野悠貴(FC東京U-15むさし)は「(時間が過ぎるのが)早かったです。ずっとポルトガルにいたいくらいの気持ち」と心境を口にし、「DFをする時は声掛けを忘れず、周りをちゃんと見て、自分のついているマークも外さないことをしっかりと試合が終わるまでやり続ける」と同じDFとして世界を経験した宮本氏から学んだことを活かすことを決意していた。

 プレーはもちろん、日常からコミュニケーションを取り合い、笑顔の絶えなかった日本の選手たち。チームワークは抜群だった。主将としてチームをまとめたGK津村和希(ヴィテス福岡FC)は「中身が充実していて、非常にいい経験ができた。(チームメートに恵まれて)自分もやりやすかったし、仲も日に日に深まっていたので、いつかまたこのメンバーで集まりたいですね」と、関東、関西、九州から集まった6人のサッカー仲間がまた再会することを期待していた。

(取材・文 吉田太郎)

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