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世界規模のスカウトプロジェクト「THE CHANCE」関東ラウンド、ジャパンファイナル進出12名のコメント

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 ナイキジャパンは16日、神奈川県横浜市の横浜みなとみらいスポーツパークで、世界で戦える若きフットボールプレーヤーを探す世界規模のスカウトプロジェクト「THE CHANCE」のセミファイナル「関東ラウンド」を行い、元日本代表SB名良橋晃氏らスカウト陣が「ジャパンファイナル」(7月21日、22日、都内近郊)へ進出する11名としてGK吉田稜(青森山田高)、GK川島滉(つばさ総合高)、DF楠本卓海(大成高)、DF西山雄介(横河武蔵野FCユース)、DF酒井隆也(日本工学院F・マリノス)、DF室田悠貴(市立柏高)、MF木曽航平(中央学院高)、MF岡田朋也(常磐大学高)、MF岡庭裕貴(横河武蔵野FCユース)、FW寺田和之(早稲田ユナイテッド)、FW高橋将道(府中東高)、FWマーフィー・ショーン輝(早稲田ユナイテッド)を選出した。

以下、「THE CHANCE」セミファイナル「関東ラウンド」合格者12名コメント
●MF岡田朋也(常磐大学高)
―合格者として、名前を呼ばれた瞬間は?
「嬉しかったです。(手ごたえは)結構ゲームの中でありましたね」

―きょうはどの点が良かった?
「きょうはボールを持った時にほとんどミスなく周りに捌くことができたので、そこが良かったと思います」

―自分の特長は?
「ドリブルですね。タイミングで抜くドリブル。あまり身長がないので、緩急で周り見ながらいいパスが出せればと思っている」

―ジャパンファイナルへの意気込みを
「ドリブルが得意なので、どんどん仕掛けていって、もっといいパスを出して、判断良くできればと思います。まだ世界は経験がない。楽しみな反面、不安もあります」

●DF楠本卓海(大成高)
―まず名前を呼ばれた瞬間は?
「ビックリしました。自信はなかったです」

―それは何故?
「自分の思ったとおりのプレーができていなかったので」

―きょうは自分のどういうところを出そうと?
「自分の武器のヘディングとかを出そうと思っていました。でもあまり出すことができなかった」

―これでジャパンファイナルの切符を掴んだ。次はどのようなプレーを
「きょうは自分の本来のポジションであるセンターとは違うところでやったんですけど、どこでもできるように、誰にも負けないように頑張っていきたいと思います」

―あとひとつで世界
「行ったら行ったで課題とかも出てくると思う。一つひとつをこなしていきたいです」

●DF室田悠貴(市立柏高)
―合格者として名前を呼ばれた瞬間は
「結構、自信があったので(呼ばれると思っていた)」

―選ばれた要因は?
「2本目に左サイドバックをやっていたんですけど、攻めているサイドにちょうどスカウトがいっぱいて、いろいろと声をかけられていた。結構アピールできて、いけているのかなと思っていた」

―本来の自分の武器は
「キック精度なんですけど、きょうはあまりボール蹴れなかった。でも読みの良さ、きょうはそっちの部分が良かったと思います」

―次を突破すればスペインに行くことができる
「きょうよりもやらなければ、絶対に行くことはできない。初対面の人たちばかりなのでコミュニケーションを取っていく」

―世界が目の前にある
「ドキドキしています。やってやろうという気持ちはあります。ジャパンファイナルから来る人もいる。でも自分たちもセレクションを経験しているので、そのシードで来るヤツを脅かしてやりたいですね」

●FW高橋将道(府中東高)
―次のステージへ進みました
「嬉しかったです」

―自信はあった?
「自信というよりは選ばれるように頑張ろうと思っていました」

―どういうところが評価されたと思う?
「最後まで走りきったこととFWとして決められたので、そこを評価されたと思います」

―ジャパンファイナルはレベルも上がると思うが、意気込みを
「きょうみたいに一生懸命ゴールを追いかけて。次はきょうよりももっとレベルも高いと思うんですけど、そこで怖気づかずにきょう以上のプレーをして頑張りたいです」

●DF西山雄介(横河武蔵野FCユース)
―選ばれた感想を教えてください
「セレクションというものは部分部分じゃなくて、1日かけて自分のベストをどう発揮するか。それを意識していたんですけど、午前中とか凄く暑くてできる試合、できない試合とかがあったんですけど、全体的に午後も合わせたら自分のプレーができたと思います」

―自分自身の特長とは
「空中戦は絶対自信があるので、それはジャパンファイナルでも出していこうと思っている。あとは対人だったり。自分はチームでもセンターバックをやっている。帝京とか東京の強豪校とやっても通用する部分というのは自分でも感じているし、そういう部分は武器だと思っているんで、ジャパンファイナルでも通用すると思います」

―世界が目の前まで来ている
「3人という凄く狭い枠ですけれど、2日間自分のプレーを出せれば可能性はなくはないと思っている。(セミファイナルを受けずに)スカウトで選ばれている子たちもいると思うんですけど、チャレンジャーの気持ちでやっていきたいと思います」

●DF酒井隆也(日本工学院F・マリノス)
―きょうの感想を教えてください
「きょうは暑い中、大勢でセレクションをできたということは自分の中でもいい経験になると思っていた。悔いを残さず、全力で取り組もうと思ってこのセレクションに参加した。まさか自分がここまで残るとは思っていなかった。全力を尽くしてやれたので、とても嬉しいのがひとつですね」

―どの点が突破した要因になった?
「戦う気持ちですね。それが一番自分の中で大きかったと思います」

―ジャパンファイナルへ向けた意気込みを
「また気持ちで負けずに全力で戦い抜いて、悔いを残さずにやりたいと思います」

●MF木曽航平(中央学院高)
―合格した感想を
「自分の特長を出していければいいと思っていて、3対3とかいい感じでできたと思います」

―自分自身の武器とは
「ボールキープとボールタッチとか足元の上手さですね」

―名前を呼ばれた瞬間は
「ビックリしたけれど嬉しかったです」

―次を突破すれば世界へ行くことができる
「自分の長所を出して3人に入れるように頑張りたいです」

●GK川島滉(つばさ総合高)
―きょうはどの点が良かった?
「とにかく自分は上手くないので、声を出してみんなとコミュニケーションを取ってずっと叫んでいました。声を出すことを意識して、チームの士気を高めることとコミュニケーションを取ること、そして全体を見渡すことを心がけました」

―名前を呼ばれた瞬間は
「ビックリというか、最初の審査すら通る自信がなかったので本当にビックリしました」

―ジャパンファイナルではどのようなプレーを
「本当に貴重な機会を与えて頂いているので、自分らしさを全部出し切って、後悔しないように泥臭くやりたいと思います」

●GK吉田稜(青森山田高)
―2度目の挑戦で突破した
「東北の時、GKが4人だった。受かるか分からなかったんですけど、九州と関西のセミファイナルをゲキサカとかで見ていて、GKは関西から1人だけ受かっていた。関東に参加できる権利があったので、チャンスかなと思ってもう1回受けました。絶対に勝ち取ってやろうと思っていました」

―どの点がよかった?
「ポジションごとの3対2では自分のいいプレーが出なかったんですけど、自分のストロングポイントであるフィードを出してゲームに出ることができた。リーダーシップをとってやりました」

―チャンスをつかんだ
「行って何かを残さないと自分にとっては意味がない。ここは目標というよりも通過点。足りないことがまだいっぱいあるので、次まで一週間切っていますけれど、そこを詰めてやっていかないといけない」

―ジャパンファイナルへの意気込みを
「今までお世話になった人たちのためにも何かを残したい。自分の存在を多くの人に知ってもらって、目に付くように、アピールできるようにやっていきたいです」

●FW寺田和之(早稲田ユナイテッド)
―セミファイナルを突破した感想を
「勝ち残れるとは正直思っていなかった。素直に嬉しいですけれど、残れるとは思っていなかったというのが正直な感想です」

―名前を呼ばれた瞬間は?
「気抜いていました(微笑)」

―突破した要因は
「終わった後に(スカウトから)言ってもらったんですけど、ヘディングの強さとか、球際の強さとかは、自分でもストロングポイントだと思っている。みんなちょっと年下で身体が小さかったんですけど、そういうところでは負けたらいけないなと思っていました」

―普段は大学生
「早稲田の大学に行っているんですけど、早稲田の社会人チームがあって、そこでやっています」

―このチャンスに懸けてきた一人だと思うが
「同じ年代の中で自分がどのくらいの位置にいるのか知りたかった。どこまでいけるかという気持ちで来ました」

―ジャパンファイナルへ向けた意気込みを
「あと一週間あるので、コンディションを上げること。急に上手くはならないと思うので、球際とかやることは同じだと思います。100パーセントを出したい。(世界への意欲は)選ばれて出てきた感じですね」

●MF岡庭裕貴(横河武蔵野FCユース)
―勝ち残れた要因は
「自分の特長を活かしたこと。得意のドリブルで抜いたり、スルーパスを出したりすることができた。そういったところが要因じゃないかと思います」

―きょうの周りのレベルはどう感じた?
「全体のレベルは高かったですね。どんどん上がっていくにつれて、レベルも上がっていたと思います」

―手ごたえはあった?
「少しはありましたね。自信はありましたけれど。でも(合格して)率直にうれしかったですね」

―クラブユース選手権の全国大会の前に挑戦してきた。ジャパンファイナルがまず目の前の目標になる
「ジャパンファイナルを通過することが目標ですし、そういう舞台に立てることは光栄なので、その舞台で自分の特長を出せるようにしたいです」

―横河の10番がどういうプレーするのか注目されると思うが
「プレッシャーにはなりますけれど、逆に注目されると思うので見てもらって。頑張りたいですね」

●FWマーフィー・ショーン輝(早稲田ユナイテッド)
―きょうのプレーはどこが良かった?
「シュートを決めたこと。FWとして入れられることが一番ですから、決め方も嬉しかったです。ファイトもできてよかったと思います」

―不運な怪我もあったが、どういう気持ちで乗り越えらた?
「(接触プレーで鼻を負傷)怪我はそんなにシリアスなことではなかったので、それもラッキーだった。メンタルを切り替えて努力するしかないので100パーセントでまた入ってプレーしました」

―自分の武器は
「ゴールにつなげたり、スルーパスだったり、ドリブルだったり、シチュエーションによっていいプレーをすること、どんなシチュエーションでも決めること、それがボクの武器だと思います」

―国籍は
「日本とアイリッシュ(アイルランド)、アメリカン(アメリカ)。3つの国籍があります」

―今回は日本代表となるチャンスだが。ジャパンファイナルへ向けて意気込みを
「自分のプレーを100パーセント出し切って、頭の中に何もなくても集中してきたいと思います」

(取材・文 吉田太郎)

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