beacon

ラモスの2アシストでなでしこに逆転勝ち、「男の意地?当たり前!」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 東日本大震災復興支援チャリティマッチ「SAWA and Friends, X’mas Night 2012」が25日、東京・国立競技場で開催された。

 後半はなでしこジャパンとヤングなでしこの混合チームとなった「SAWA and Friends」(女子オールスターチーム)と「Legend Players」(男子OBチーム)が対戦。その背番号10として45分間フル出場したMFラモス瑠偉は現役時代さながらのテクニックで観衆を沸かせた。

 0-1の31分には鮮やかなヒールキックでMF北澤豪の同点ゴールをアシスト。さらに41分にもMF前園真聖の勝ち越しゴールを演出し、2アシストを記録した。チームを逆転勝利に導いた55歳は「男の意地? 当たり前でしょ!」と即答。「澤も宮間もすぐいなくなって(交代して)、汚いよ。『この人たち、本気出すから交代したほうがいい』って」と、冗談とも本気とも取れない言葉で報道陣を笑わせた。

「向こうも本気を出してくれたし、こっちも男のプライド、レジェンドのプライドがある。恥ずかしい試合だけはしたくなかった。結果にこだわったし、内容も大事。(相手は)レベル、高いよ。若い選手もみんなサッカーを知っている。一人だけじゃなくて、全員が素晴らしかった。その中でもやっぱり俺はすごいね」

 なでしこジャパンとヤングなでしこが対戦した前半を含め、「全体的にはパーフェクトな試合。100点満点を付けてもいい。素晴らしかった」と、チャリティマッチとしての成功を喜んだラモス。「東北の人に元気を送りたいと思っていたし、早く笑顔が見たい。クリスマスもそうだけど、春にもやりたいね」。次回の開催も望む日本サッカー界のレジェンドは最後に「メリークリスマス。来年が素晴らしい年になりますように。みんな愛してる」と、被災地へメッセージを送った。

※出場選手は敬称略
(取材・文 西山紘平)

TOP