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MAT FCが「ゲキサカカップ2017」王者に!土壇場V弾でチーム88に逆転勝利、57チームの頂点に輝く

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『MAT FC』(黄色ビブス)が『チーム88』(赤ビブス)に逆転勝ち。ゲキサカカップ2017を制した

「ゲキサカカップ2017」が23日、『ZOZOPARK HONDA FOOTBALL AREA』(千葉)で開催された。1位トーナメントの決勝戦では、『MAT FC』と『チーム88』が対戦し、2-1でMAT FCが57チームの頂点に輝いた。

 ゲキサカでは昨年10月、サイト開設10周年を記念して初のフットサル大会を主催。48チームが参加し、大いに盛り上がった。好評につき、2年連続2回目の開催となった今大会はさらに規模を拡大。悪天候の中、57チーム総勢約500人が参加し、午前10時半より計6コートで激戦が繰り広げられた。

 6分ハーフで行われた1位トーナメント決勝は、それぞれが大学時代にサッカーをやっていた社会人1年目の仲間同士で結成された『MAT FC』と、関東サッカーリーグ1部の横浜猛蹴に所属し、1988年生まれで結成された『チーム88』が激突。参加したチームが見守る中、先制したのはチーム88だった。前半3分、左サイドを突破した石川大輔が左足を振り抜くと、低い弾道のシュートがゴール右隅に吸い込まれ、スコアが動いた。

 反撃に出るMAT FCは前半4分、裏に抜け出した村山翔が決定的な右足シュートを放つが、GK高原伸介がファインセーブ。それでも、近藤敦郎が交代でピッチに入ると、試合の流れが変わり、前半のうちに同点に追いつく。5分、自陣で近藤がパスカットし、そのままドリブルで中央を駆け上がり、冷静に右足シュートを沈めた。終了間際には、山本隆二が右足シュートを放ったが惜しくも右ポストを叩き、一気に逆転とはならなかった。

 後半も一進一退の攻防が続いた。チーム88は2分、左サイドで永埜和喜が反転から切れ込んで左足を振り抜く。GK山本幸汰に弾き出されて獲得した左CKの流れから片根健児がシュートもポストを叩いた。その後は、互いに球際で激しくなり、ボディーコンタクトも厳しくなった白熱の一戦は、このままPK戦に突入すると思われた。

 しかし終了間際に試合が動いた。後半5分、ハーフェーライン付近でパスを受けた外山聖がドリブルで右に流れ、中央に空いたスペースにヒールパス。これを山本隆が右足でゴールネットに突き刺し、2-1と逆転する。直後には自陣ゴール前でセットプレーのチャンスを与えてしまうが、これを守り抜いて逆転勝ちした。

 優勝したMAT FCには、ゲキサカオリジナルグッズを贈呈された。なお、大会MVPには、決勝点を決めた山本隆が選出されている。

(取材・文 清水祐一)
●ゲキサカカップ2017特集

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