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[天皇杯決勝]鹿島が7年ぶりの天皇杯制覇!

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[1.1 天皇杯決勝 広島 0-2 鹿島 国立]

 鹿島が「11冠」を達成した。前身の東洋工業時代以来38年ぶりの天皇杯制覇を狙う広島と決勝を戦った鹿島は、日本代表候補DF内田篤人(19)とMFダニーロ(28)のゴールで2-0で勝利。2000年度以来7年ぶりに天皇杯優勝を果たした。
 
 累積警告でMF柏木陽介(20)が出場停止の広島に対し、ベスト布陣の鹿島は前半8分、右DF内田がFWマルキーニョス(31)とのワンツーからペナルティエリアへ進入。ほとんど角度のない位置から放たれた右足の強烈な一撃がゴール左隅へと突き刺さった。タイトルへの強いこだわりを見せる両チームの戦いはその後、球際での激しいプレーが連発。選手が激しくピッチに倒れこむシーンが何度もあった。その中でも鹿島の堅守は変わらず。相手をきっちりと封じ込む。
 試合終盤、DF槙野智章(20)とDF盛田剛平(31)を前線に残しパワープレーを仕掛けてきた広島の攻撃を日本代表候補DF岩政大樹(25)、DF大岩剛(35)の両CBを中心に冷静に跳ね返した鹿島。後半ロスタイムには途中出場のFW柳沢敦(30)とダニーロのコンビで1点を加え、栄冠を勝ち取った。

<天皇杯を掲げる柳沢主将(手前)ら鹿島イレブン>
(取材・文 吉田太郎)

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