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[MOM1065]常磐FW澤口和輝(3年)_本田ゴールに影響受けたFWが3発

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.15 全国高校総体群馬県予選準々決勝 常磐高 3-1 高崎商高 太田総合]

 常磐高FW澤口和輝(3年)が3得点でチームを準決勝へと導いた。1年生時からレギュラーを務める澤口は前半24分にタイミングよくDFの背後へ抜け出すと、やや距離のある位置からGKの頭上を越える技ありの左足ループシュートを決めて先制点。さらに25分には「練習からやっている形」というDF佐藤樹生のロングスローから中央へ飛び込んで右足ボレーで2点目のゴールを叩き込んだ。そして後半5分にもMF栗田大輔の右クロスを頭でゴール左隅へ沈めてハットトリック達成。「前の大会とか点が取れていなかったので、狙っていた」というFWの活躍でチームは4強入りを果たした。

「ぶつかり合いは負けない」という澤口のプレーは試合終盤にPAでGKとDFに挟みこまれながらもボールをキープするなど力強く、高い位置で攻撃の起点となっていた。またセットプレーのキッカーを務めるように左右両足の安定したキックも持ち味としている。そして芽生えているエースとしての自覚。この日は試合前にW杯の日本対コートジボワール戦を観て、日本代表MF本田圭佑の先制ゴールから「(エースは)点を取るべきところでしっかりと決めると思った」と影響を受けて準々決勝に臨んでいた。

 そして決めた3発。前線の軸は自らのゴールで勢いに乗って準決勝を迎える。「チームは昨年よりもいい成績が出ている。ここからどんどん上げて行って優勝を狙いたい。自分がどんどん声を出して、点取ってインターハイ出場を決めたい」と誓った。

[写真]前半25分、常磐FW澤口が右足で2点目のゴール

(取材・文 吉田太郎)

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