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[総体]ロングクロスからVヘッド!日本航空は交代出場FW岩下が優勝決定弾:山梨

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[6.19 総体山梨県予選決勝 日本航空高 1-0 山梨学院高 中銀スタ]

 後半21分に投入されたFW岩下俊城(3年)が耐えて、守った日本航空高に歓喜をもたらした。前半から攻守に走り回ったFW山崎一平(3年)に代わり、試合を決める役割を担って投入された岩下は出場から7分後に値千金のゴール。右DF松土準(3年)のロングクロスに対し、DFを振りきってファーサイドから飛び込む。そして頭でプッシュ。「松土からいいボールが来たので流しこむだけでした」という一撃はゴール右ポストを叩いて、ゴールラインを越えた。

 スタンド方向へ走り出した背番号19は跳躍すると、両手でガッツポーズ。そしてチーム全員でもぎ取った1点を仲間たちとともに喜んだ。「得点を狙えと言って送り出した」という仲田和正監督の期待に対し、献身的なランニングと身体張った守備面も含めて見事に応えた。

 4月から5月にかけて行われた関東大会予選では決勝を除く4試合全てでゴール。チームを救う活躍を見せていたが、総体予選では無得点が続いていた。先発起用された準決勝でチームは勝利したが、自身はノーゴール。危機感を抱いていたが、「きょうに懸けていました」というFWは優勝決定弾を決めてヒーローになった。

「全国に行って自分が決めてチームを優勝させたいと思います」。高らかに宣言したストライカーは日々のトレーニングで成長し、チームの信頼をまた高めて、全国で大暴れする。

[写真]後半28分、日本航空FW岩下が決勝ゴールを喜ぶ

(取材・文 吉田太郎)
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