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後半、阪南大高に流れ引き寄せた2年生ボランチ・MF斉藤:大阪

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後半、流れを変えた阪南大高の2年生MF斉藤隆

[5.27 総体大阪府予選決勝リーグ第1戦 履正社高 1-1 阪南大高 J-GREEN堺S1]
 
 阪南大高は後半30分に追いつき、勝ち点1を獲得。順位決定時の参考のために行われたPK戦を制して全国に“半歩前進”した。

 ダブルボランチの一角として先発した2年生MF斉藤隆は、「前半はセカンドボールがあまり拾えていなくて相手のペースだったので、後半にそれを修正して、セカンドボールを拾えるようになったのでそこが良かったです」と振り返る。

 後半7分に失点した阪南大高は濱田豪監督の指示でダブルボランチを斉藤が後方、10番MF中村成龍(3年)が前方に入る縦関係の形に変更。斉藤が「僕はセカンドボールを徹底して拾うように意識してやりました。後半は拾えてそこからの攻撃が増えていたので、履正社より上回ることができたんかなと思います」と説明するように、セカンドボールを回収した斉藤らの活躍で阪南大高は流れを引き寄せ、同点ゴールに繋げた。

 斉藤はPK戦で「最後まで出ていたので5番目で蹴ろうと思った」と5人目に登場。左足シュートを決めてPK戦勝利にも貢献した。それでも、同点に追いつき、自分たちの流れの中で勝ち越すことができなかったことを反省。改善することを誓っていた。

 普段、コンビを組んでいる中村成はプレミアリーグ選抜の一員として今年1月にイタリア遠征を経験している実力者。斉藤は「個人的には得点取ってアシストも増やして相手のボランチを上回れるようにしたいです。成龍くんはキックに対しても何に関しても上回っていると思うのでそこは真似してやっていきたい。全国は絶対行きたいですし、(決勝リーグの)4チームで勝ち抜かないといけないので、練習から厳しいプレーやって勝っていきたいと思っている」。この日、チームも認める活躍を見せた2年生がチームを牽引して全国出場に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2018

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