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「全国制覇、獲りに行こう」。V候補の一角・大津は激戦区突破、初の日本一に挑戦

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開会式に出席した大津高の選手たち。目標は日本一だ。(写真協力=高校サッカー年鑑)

 J注目のMF福島隼斗主将(3年)やU-18日本代表FW水野雄太(3年)、U-18日本代表CB吉村仁志(3年)ら昨年からのレギュラーのほとんどを残す大津高(熊本)は、今回のインターハイの優勝候補の一角。初芝橋本高(和歌山)と対戦する7日の1回戦から、初の全国制覇へ向けた戦いをスタートする。
 
 今年、大津は九州新人大会で優勝。プリンスリーグ九州では5勝3分1敗で2位につけている。目標は初の全国制覇。熊本県予選でゴールを守り、6日に行われた開会式に出席したGK水町彩人(3年)は目標達成へ向けて「自信はあります」と力を込めた。

 和歌山の名門、初芝橋本との対戦から始まるインターハイは、2回戦で選手権優勝校の前橋育英高(群馬)と激突。さらに16年度2冠の青森山田高(青森)などが待ち構える激戦ブロックに入った。それでも水町は「前橋育英とか確かに強いチームはあるんですけれども、自分たちも昨年からずっとやってきているので前向きにしっかりと戦いたい」。激戦ブロックを勝ち抜いて歴史を変えるつもりだ。

 チームの雰囲気については上々で、自発的に「全国制覇、獲りに行こう」という声が上がっているという。攻守にタレント揃う自分たちの世代で日本一を獲らなければならないと、いう責任感もある。GK松村龍之介(3年)とのポジション争い中の水町はどんな形でもチームに貢献する構え。“公立の雄”大津が一丸となって戦い、「平成最後の夏」の主役になる。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2018

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