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[MOM2924]神村学園FW寺田聡(2年)_守備で奮闘し、仲間の“お膳立て”で2発

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神村学園高FW寺田聡は2得点の活躍。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.26 総体1回戦 神村学園高 3-2 國學院久我山高 金武町フ]

 インターハイ予選途中から神村学園高の1トップを務めるFW寺田聡(2年)が、全国初戦で2ゴールの活躍だ。まずは0-1の前半32分、CKの流れから最後はPAで味方が繋いだボールを左足でゴール。前半アディショナルタイムの2点目も、左サイドでのインターセプトから独走したMF樋渡鯉太郎(3年)をサポートしたところ、“決めるだけ”のラストパスが配球された。

 本人が、「ほぼほぼアシストしてくれた人の得点かなと思います」と微笑んだように、ゴールはいずれも味方に“お膳立て”してもらったものだった。それでも、試合の流れを大きく変える2発。また、2年生FWの守備面での貢献度も大きかった。

 4-1-4-1システムを組んだ神村学園だが、相手にボールを握られる展開。最前線でプレッシングする寺田の負担は大きいように映ったが、献身的に走り続けた。「自分の仕事は前線からプレッシャーをかけて相手のミスを誘うこと」。味方のサポート、連動性を信じて、精力的にプレッシャーをかけていたことが味方の好守、得点にも繋がった。

「パス回しが上手かった」という國學院久我山に走らされ、最後はバテてしまったというが、仲間同様に気持ちを切らさずに戦い、3-2で勝利。先発のチャンスを掴み、守備で走ることと「フィジカルやスピードがウリなので、しっかりとキープして、タイミング良く背後に抜けて永吉(飛翔)や濱屋(悠哉)さんのボールをしっかりと決める」ことを心がけているという2年生FWが、2回戦でも攻守でチームを助ける。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2019

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