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MF濱屋「怪我した選手の分も…」。神村学園は怪我のMF軸丸主将が登録外も、全員で戦って一勝

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神村学園高のキャプテンマークを巻いたMF濱屋悠哉がボールを収める

[7.26 総体1回戦 神村学園高 3-2 國學院久我山高 金武町フ]
 
 神村学園高は鹿児島県予選後、昨年もレギュラーとして全国大会を戦っているMF軸丸広大主将(3年)が負傷離脱。今大会は登録メンバーから外れ、チームのサポート役に回っている。

 有村圭一郎監督も「(仕方ないことだが、影響は)大きいです」と残念がっていたが、この日は関東大会王者・國學院久我山高相手に残った選手たちが奮闘。ボールを支配されながらも食い下がり、白星を勝ち取った。

 軸丸から「頼んだぞ」と託されたエースMF濱屋悠哉(3年)が、キャプテンマークを巻く。その濱屋は「(軸丸の不在を)マイナスには捉えず、自分が引っ張っていこうという気持ちで、怪我した選手の分もしっかり勝とうと思っています」。特に前半は守備の時間が長くなっていたが、キープ力の高い濱屋にボールが入るとそこから押し返し、フィニッシュも。濱屋は苦しい展開の中、背中でチームを引っ張ろうとしていた。

 “トリックFK”で決勝点にも絡むなど勝利に貢献した濱屋は、今後の戦いへ向けて「(個人としての)結果にこだわって、でも最終的にはチームが勝つことが優先なので、自分を上手く使ったり、行ける時はしっかりと行ってチームを救える選手になりたいと思います」。主将の分も戦うエースが2回戦も全力で勝利を目指す。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2019

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