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10年以降のインハイ長野県代表成績_新井擁した市立長野が県勢22年ぶりの16強。5校連続でPK戦敗退も

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19年は松本国際高が出場したが、初戦で高知高(高知)に競り負けた。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[2010年以降のインターハイ長野県代表校成績]

 2010年以降のインターハイ長野県代表の最高成績は、17年大会で市立長野高が記録したベスト16だ。前年の16年に初出場した市立長野は2年連続の出場。初戦で鹿島学園高(茨城)と対戦し、まず初白星を挙げた。後半20分にFW新井光(現鳥取)が先制ゴールを決めると、26分にも新井のCKから最後はDF稲葉宏貴が決めて2-1で勝利。2回戦では立正大淞南高(島根)に2点リードされながらも、2年生MF久保田拓也(現産業能率大)のゴールで1点差とし、後半アディショナルタイム7分に新井が同点ヘッドを決めた。PK戦ではGK吉田泰地主将が2本をストップして勝利。続く3回戦でCB関川郁万(現鹿島)にハットトリックを喫して流通経済大柏高(千葉1)に敗れたが、1995年の信州工高(現都市大塩尻高)以来となるベスト16進出を記録した。

 この10年間で最もインターハイに出場しているのが、4回出場の松本国際高だ。前身の創造学園高だった12年大会に開催地第2代表として初出場。聖光高(山口)との初戦でGK鈴木政宗が2本を止めて初勝利を記録した。続く2回戦ではFW宮下周歩(元松本)がハットトリックを達成したものの、3-3からのPK戦の末に敗れている。同じく創造学園時代の15年大会も1年生DF森昂大(現びわこ成蹊スポーツ大)らが奮闘し、東海学園高(愛知2)にPK戦の末に勝利。松本国際に名を変えて迎えた18年、19年大会は惜しくも初戦で敗退している。

 伝統校・松商学園高は10年と13年に出場。帝京大可児高(岐阜)と対戦した13年大会1回戦で、FW高橋隼人(→松本大)の2ゴールでリードしながらPK戦で敗れるなど、いずれも初戦敗退に終わっている。11年大会に出場した都市大塩尻高は、初戦で準優勝校の静岡学園高(静岡)に敗戦。地元開催だった12年大会に出場した上田西高と14年大会に初出場した東海大三高(現東海大諏訪高)はいずれもPK戦で初戦敗退している。なお、12年大会の上田西と創造学園、13年の松商学園、14年の東海大三、15年の創造学園と代表校が5校連続でPK戦敗退だった。

以下、10年以降のインターハイ長野県代表校成績 ※()内は出場回数

[2019年]
代表校:松本国際高(4)
1回戦 2-3 高知高(高知)

[2018年]
代表校:松本国際高(3)
1回戦 0-0(PK2-4)浦和南高(埼玉2)

[2017年]
代表校:市立長野高(2)
1回戦 2-1 鹿島学園高(茨城)
2回戦 2-2(PK5-4)立正大淞南高(島根)
3回戦 0-5 流通経済大柏高(千葉1)

[2016年]
代表校:市立長野高(初)
1回戦 1-5 瀬戸内高(広島2)

[2015年]
代表校:創造学園高(2)
1回戦 1-1(PK5-4)東海学園高(愛知2)
2回戦 1-1(PK3-4)滝川二高(兵庫)

[2014年]
代表校:東海大三高(初)
1回戦 0-0(PK0-3)東海大翔洋高(静岡)

[2013年]
代表校:松商学園高(14)
1回戦 3-3(PK4-5)帝京大可児高(岐阜)

[2012年]
第1代表校:上田西高(2)
2回戦 0-0(PK4-5)羽黒高(山形)

第2代表校:創造学園高(初)
1回戦 1-1(PK4-3)聖光高(山口)
2回戦 3-3(PK3-5)佐野日大高(栃木)

[2011年]
代表校:都市大塩尻高(4)
1回戦 0-4 静岡学園高(静岡)

[2010年]
代表校:松商学園高(13)
1回戦 1-2 矢板中央高(栃木)

市立長野高のFW新井光(現鳥取)は17年大会で2試合連続ゴールを記録。(写真協力=高校サッカー年鑑)

※禁無断転載(C)高校サッカー年鑑、ゲキサカ


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