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10年以降のインハイ新潟県代表成績_県勢連敗阻止の新潟明訓とV候補筆頭撃破の北越が8強入り

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北越高は19年大会3回戦でV候補筆頭の青森山田高を撃破。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[2010年以降のインターハイ新潟県代表校成績]

 2010年以降のインターハイ新潟県代表の最高成績は、11年の新潟明訓高と昨年の北越高が記録したベスト8だ。新潟明訓は11年大会初戦で東久留米総合高(東京1)を1-0で撃破。新潟県勢にとって13年ぶりとなる1勝を挙げると、開催地第1代表の西目高(秋田)に2-0で勝ち、CB植田直通(現セルクル・ブルージュ)らを擁した大津高(熊本)にもFW羽田拓樹(→駒澤大)の力強い突破などをダイナミックなカウンター攻撃で対抗する。そして、DF若杉一生とMF梅沢拓磨が決めて2-1で勝利。準々決勝で流通経済大柏高(千葉2)に敗れたものの、新潟県勢では89年の新潟工高以来となる8強入りを果たした。新潟明訓はMF中村亮太朗(現甲府)が10番を背負っていた15年と11年、18年にも出場したが、いずれも初戦で惜敗している。

 北越は12年ぶりの出場となった19年大会の初戦で新田高(愛媛)に2-1で勝ち、インターハイ初勝利。2回戦では大会優秀選手に選出されたFW庄内碧(現産業能率大)の決勝点によって開催地第1代表の那覇西高(沖縄)を破った。そして、3回戦の対戦相手はプレミアリーグEAST首位で優勝候補筆頭の青森山田高(青森)。前半にPKを止められたものの、ハードワークと細かなパスワークにチャレンジする北越は後半13分、SB藤吉玲依主将(現産業能率大)のクロスから庄内が先制点。1-1で突入したPK戦で2年生GK平山颯太(大会優秀選手)が1人目と止めてジャイアントキリングを果たした。

 帝京長岡高は注目MF小塚和季(現大分)が3年生で、2年生MF柳雄太郎(現YS横浜)らも擁していた12年大会に出場。初戦でSB室屋成(現FC東京)擁する青森山田と対戦し、小塚を中心に1タッチでボールを動かしてリズムを掴んだが、相手の運動量と勝負どころで見せる精度に屈して0-3で敗れた。帝京長岡は16年大会も初戦で帝京大可児高(岐阜)に競り負けている。

 開志学園JSC高は10年大会に初出場し、14年大会にも出場。だが、14年大会初戦で野洲高(滋賀)にPK戦で競り負けるなど未勝利に終わっている。17年大会には日本文理高が初出場。同年度の選手権ではFW久住玲以(現拓殖大)らの活躍でベスト8へ進出したが、このインターハイは初戦で敗退している。

以下、10年以降のインターハイ新潟県代表校成績 ※()内は出場回数

[2019年]
代表校:北越高(3)
1回戦 2-1 新田高(愛媛)
2回戦 1-0 那覇西高(沖縄1)
3回戦 1-1(PK5-3)青森山田高(青森)
準々決勝 1-2 京都橘高(京都)

[2018年]
代表校:新潟明訓高(7)
1回戦 1-1(PK7-8)北海高(北海道2)

[2017年]
代表校:日本文理高(初)
1回戦 0-3 阪南大高(大阪2)

[2016年]
代表校:帝京長岡高(5)
1回戦 0-1 帝京大可児高(岐阜)

[2015年]
代表校:新潟明訓高(6)
1回戦 0-1 大阪桐蔭高(大阪1)

[2014年]
代表校:開志学園JSC高(2)
1回戦 1-1(PK4-5)野洲高(滋賀)

[2013年]
代表校:新潟明訓高(5)
1回戦 0-0(PK2-4)九州国際大付高(福岡2)

[2012年]
代表校:帝京長岡高(4)
2回戦 0-3 青森山田高(青森)

[2011年]
代表校:新潟明訓高(4)
1回戦 1-0 東久留米総合高(東京1)
2回戦 2-0 西目高(秋田1)
3回戦 2-1 大津高(熊本)
準々決勝 0-2 流通経済大柏高(千葉2)

[2010年]
代表校:開志学園JSC高(初)
1回戦 0-3 西武台高(埼玉1)

新潟明訓高は11年大会でベスト8進出

現大分のMF小塚和季帝京長岡高時代にインターハイ出場

※禁無断転載(C)高校サッカー年鑑、ゲキサカ


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