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00~09年のインハイ長崎県代表成績_MF大久保嘉人やFW平山相太が全国決勝でゴール。国見が00、03、04年に全国制覇

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03年大会はFW平山相太(左端)のVゴールによって国見高が地元V。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[2000~2009年のインターハイ長崎県代表校成績]

 2000~2009年のインターハイ長崎県代表は、国見高が00年、03年、04年と3度の日本一を勝ち取っている。00年大会はMF大久保嘉人(現東京V)やFW松橋章太(元大分)、DF川田和宏(元大分)、2年生DF徳永悠平(現長崎)、2年生GK徳重健太(現長崎)らの力で3度目のインターハイ制覇。大久保が初戦からハットトリックを達成するなど勝ち上がった国見は、準々決勝で清水市商高(静岡)と対戦。2-0から追いつかれたものの、FW蒲原達也(元鳥栖)と大久保のゴールによって突き放し、強豪対決を制す。前回優勝校・八千代高(千葉2)との準決勝は、松橋の先制ゴールなど前半の3ゴールによって3-0で快勝。決勝では國學院久我山高(東京2)に先制されたが、大久保の6試合連続ゴールとなる同点弾と、松橋の決勝点によって2-1で逆転勝ちした。00年度の国見はインターハイ、国体、選手権の3冠を成し遂げている。

 地元開催だった03年大会はFW平山相太(元FC東京)やFW兵藤慎剛(現仙台)、MF中村北斗(元福岡)、GK関憲太郎(現仙台)、2年生MF渡邉千真(現G大阪)、2年生MF藤田優人(現甲府)ら充実の戦力で4度目の優勝。初戦から平山や兵藤、渡邉がゴールを連発し、丸岡高(福井)を6-1、大津高(熊本)を5-0、大分高(大分)を6-0で破って準決勝進出を果たす。準決勝では市立船橋高(千葉1)との好勝負を兵藤の決勝点によって1-0で勝利。連覇を狙った帝京高(東京1)との決勝は、0-0で突入した延長前半8分に平山がダイビングヘッドでVゴールを決め、史上3校目となる開催地優勝を成し遂げた。

 連覇を懸けた04年大会は、藤田や渡邉千のゴールによって2、3回戦を1点差で勝利。準々決勝ではFW岡崎慎司擁する滝川二高(兵庫)を0-0からPK戦の末に破って準決勝へ進出した。準決勝ではMF横田倫光(→東京農業大)と1年生FW田中信也(→駒澤大)、MF城後寿(現福岡)のゴールによって前橋育英高(群馬)に快勝する。市立船橋との決勝は、DF比嘉隼人(元ソニー仙台FC)やGK原田和明(→関西学院大)を中心とした堅守から相手の背後やサイドを突く攻撃。横田のゴールで先制したが、追いつかれて延長戦へと突入する。だが、国見は延長前半2分、城後のシュートのこぼれをFW本吉伸(→法政大)が決め、2年連続Vゴールで日本一を勝ち取った。

 国見はDF園田拓也(現今治)やMF渡邉大剛(元京都)、MF柴崎晃誠(現広島)、FW松橋優(元甲府)、FW巻佑樹(元名古屋)、MF綱田大志(元讃岐)や2年生の関、兵藤、中村、平山と先発の大半がJリーガーになっている03年大会も準優勝。渡邉大の先制点と平山の2発で初戦を突破すると、3回戦では平山が退場したものの、渡邉大の先制点と柴崎の2発によって勝利する。そして、渡邉大の2発で奈良育英高(奈良)に勝利。準決勝は平山の2発などによって清水市商高(静岡)に5-2で逆転勝ちした。だが、決勝は先制しながらも帝京に逆転負け。徳永や徳重、DF片山奨典(元鳥栖)が3年生だった01年大会は準々決勝で市立船橋に敗れている。DF山村和也(現川崎F)やFW白谷建人(元C大阪)を擁した07年大会は3回戦で星稜高(石川)に敗戦。09年大会は2回戦で大津高(熊本)に敗れている。

 島原商高が地元開催だった03年大会に第2代表として出場。山陽高(広島)と初戦を戦った。FW中村和則の2ゴールによって逆転したものの、後半31分に追いつかれてPK戦へ。このPK戦を8-7で制して1勝したが、2回戦で盛岡商高(岩手)に惜敗した。長崎日大高は05年大会の長崎県予選準々決勝で全国2連覇中の国見にPK戦で勝利。16年ぶりにインターハイ出場を果たした。全国大会ではFW山道拓也(→鹿屋体育大)やFW城谷侑希がゴールを目指したが、大津に0-4で敗戦。長崎日大は続く06年大会も出場し、MF福田健人主将(→福岡大)が盛岡商から1点を奪ったものの、1-3で敗れた。08年大会には海星高が14年ぶりに出場。DF石川雄司主将やMF横田成治中心に戦ったが、富山一高(富山)に敗れている。

以下、00~09年のインターハイ長崎県代表校成績 ※()内は出場回数

[2009年]
代表校:国見高(19)
1回戦 3-0 大阪桐蔭高(大阪2)
2回戦 0-5 大津高(熊本)

[2008年]
代表校:海星高(2)
1回戦 0-3 富山一高(富山)

[2007年]
代表校:国見高(18)
1回戦 5-0 大阪朝鮮高(大阪2)
2回戦 1-1(PK4-3)矢板中央高(栃木)
3回戦 0-1 星稜高(石川)

[2006年]
代表校:長崎日大高(4)
1回戦 1-3 盛岡商高(岩手)

[2005年]
代表校:長崎日大高(3)
2回戦 0-4 大津高(熊本)

[2004年]
代表校:国見高(17)
2回戦 2-1 近大和歌山高(和歌山)
3回戦 2-1 済美高(愛媛)
準々決勝 0-0(PK5-4)滝川二高(兵庫)
準決勝 3-0 前橋育英高(群馬)
決勝 2-1(延長)市立船橋高(千葉1)

[2003年]
第1代表校:国見高(16)
2回戦 6-1 丸岡高(福井)
3回戦 5-0 大津高(熊本)
準々決勝 6-0 大分高(大分)
準決勝 1-0 市立船橋高(千葉1)
決勝 1-0(延長)帝京高(東京1)

第2代表校:島原商高(16)
1回戦 2-2(PK8-7)山陽高(広島)
2回戦 0-1 盛岡商高(岩手)

[2002年]
代表校:国見高(15)
2回戦 3-1 室蘭大谷高(北海道1)
3回戦 3-0 鹿島高(茨城1)
準々決勝 2-0 奈良育英高(奈良)
準決勝 5-2 清水市商高(静岡)
決勝 1-2 帝京高(東京1)

[2001年]
代表校:国見高(14)
2回戦 8-0 徳島商高(徳島)
3回戦 2-0 境高(鳥取)
準々決勝 0-1 市立船橋高(千葉2)

[2000年]
代表校:国見高(13)
1回戦 4-1 東北学院高(宮城)
2回戦 2-0 市立沼田高(広島)
3回戦 5-1 境高(鳥取)
準々決勝 4-2 清水市商高(静岡)
準決勝 3-0 八千代高(千葉2)
決勝 2-1 國學院久我山高(東京2)

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